Tristan Disco “Demonstration Takes and Retakes”

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1980年代、日本でオルタネイティブ(90年代のオルタナではない)の狂騒が席巻する中、大阪Vanity Recordsからアルバム”Background Music”を出していた東京のバンドBGMの首謀者白石隆史さんが新たにバンドを始めたとの噂が密かに流れていたのですよ。一つが前回も紹介したMLD、もう一つがこのTristan Discoです。どちらも「リズム」に焦点を当てた音楽だったのですが、今回、MLDとは違うアプローチを取ったTristan Discoのオリジナル・トラックとリミックスされたトラックからなるアルバムが、リリースされました。メンバーは白石さんとSonohara Junに、DrにSuyama Takakiとなっています。リミキサーはKrikorとCivilistjävelです。先ずもって、これは33回転なのか?45回転なのか?がわかりません。33回転だと初期Swans並みに重いし、45回転だとファンキーに聴こえる。う〜む、やっぱり33回転かなあ?手数の多いドラムにスラップすら入るベースが曲の屋台骨を作り、そこに様々な音(ギターのカッティングやヴォイス、シンセ、テープ音など)が挿入されると言う音楽構造になっています。MLDがミニマリズムかつ禁欲的なのに対して。Tristan Discoは派手で、享楽的であると言えるかもしれません。リテイクのヴァージョンも敢えて不明瞭化しており、そう言う解釈もあるのか!と驚きました。皆さんも33回転か45回転かで悩んでみて下さい!

“Be On The Decrease”
https://youtu.be/V2wkldycHxE

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