The Nihilist Spasm Band “No Record”

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生ける伝説、カナダのThe Nihilist Spasm Band (NSB)の登場ですよー❗️今回は彼等のファーストアルバム”No Record”を紹介しましょう。私の持っているレコードは米国Cortical Foundationが再発した200部限定の盤です。それで、まずは彼らのバイオグラフィーを簡単に。カナダ・オンタリオ州London市のコミューン的な別荘で共同生活を行っていた芸術家集団”Nihilist Party of Canada”の中心人物 Greg Curnoe が作成した実験映画”No Movie”のサントラを付ける為に1965年に結成されたバンドが「虚無主義者痙攣楽団」です。なので、通常の形態のギターやベースとかの伝統的楽器を演奏したいとか,学びたいと言う人はいなくで、先ずは自分達で楽器を作ることから始まっています。また、変な形をしたカズーみたいな楽器も手作りですね。メンバーはJohn Boyle (Kazoo, Thumb Piano, Dr), John Clement (G, B, Dr), Bill Exley (Vo, Cooking pot), Murray Favro (G)及びArt Pratten (Pratt-a-various Waterpipe)に加えて、ゲストとしてAya Onishi (Dr, Kazoo), Owen Curnoe (Dr), Mark Favro (Casio Kbd), Galen Curnoe (G)及びTim Glasgowがおり、また、Greg Curnoe (Kazoo, Dr; 死亡), Hugh McIntyre (B; 死亡) とArchie Leitch (Slide Clarinet: 演奏不可能)もメンバーでした。また、彼等はアーティストだったり、大学教授であったり、それなりの職を持っています。それで,彼等は、1966年から毎週月曜日の夜、カナダのLondon市にあるThe Forest City Galleryで公開練習をずっと今まで続けてきています。練習なので、自分たちの為にやっていますが、観客が来るのはウェルカムだそうです。また、有名な、通称”Nurse (With Wound) list”にも彼等は載っています。そして現在も上記ギャラリーで毎週月曜日に公開練習は続いています。来日もしており、タモリのTV番組「笑っていいとも」にも出演しています。
それで本作品ですが、彼等のファーストアルバムです。彼等にとってこのように演奏を切り取るのが如何許りのの価値があるのかどうか?わかりませんが---なので”No Recordなんですね。----彼等の活動やその内容が世に出たと言うことは大きい思います。まあ、GとかBと書きましたが,全て手作りなので異形の形態しています。そんな彼等の合奏は、何にも似ていなくて、それでいて非常にアトラクティブです。彼らは演奏前に何も取り決めもしないので,出たとか勝負らしいですが、それも彼らを孤高の即興グループにしているのでしょう。見かけの「お爺さん達」にとらわれずに聴いて貰えると,その良さとか凄さが分かりますね。自由な音楽とはこう言う音楽であると実感出来るでしょう。さあ、皆んな、NSBの混沌で自由な海へ‼️

https://youtu.be/8ERTEtZB8Iw

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