Severed Heads “Stretcher”

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これは購入してから、殆ど聴いてなかったなぁ。Severed Headsって、元々、オーストラリアのバンドだったと今になって気付きました。どんな理由で買ったのかも覚えていませんでした。ので、ちょっと調べてみました。1977年にシドニーで結成されたMr And Mrs No Smokin' Signがその前身で,メンバーはRichard FieldingとAndrew Wrightで、1979年にTom Ellardが加入して、Severed Headsを名乗る訳ですが、Andrew Wrightはすぐに脱退しています。色々とメンバーチェンジを繰り返しましたが、最終的には、Garry BradburyとPaul Deering, Stephen Jones及びTom Ellardをから成る編成に落ち着きます。音楽的には、最初はテープループとかノイジーなシンセとかを使ったインダストリアルな音だったと言うことですが、その後、4拍子のリズムマシンやベースライン、耳に残るメロディとかから成るポップス路線に変化していき、 アヴァンギャルドとEBMとエレ・ポップの混合物になりました。その後、彼等は国外のレーベルと契約を結び、"Dead Eyes Opened"と言う曲でチャート・インします。本作品もこの頃のものと思われますが,所謂、ビート感の強い「UKのエレポップ」に通じるダンス・ミュージック、或いは「フュージョン臭さを除いたYMO」のような音楽となっています。ただ、変則LPなので、A面”Halo”は45回転で典型的唄ものエレポップ、B面は33 1/3回転のインスト中心の3曲(ちょっとだけヴォイスが入る)で、ちょっとだけ実験性を感じますね。でも、この作品だけでは、あんまり彼等の個性を感じないのも、いた仕方ないかな? 2008年2月4日にTom EllardはSevered Headsはもう終わったと表明しましたが、その後も何故か活動をつづけていました。最後のライブは2019年9月ですね。と言う訳ですが、もし気にかかった方がいらっしゃいましたら、聴いてみて下さい。

“Halo”
https://youtu.be/_0e3UXbzAUY

“Dead Eyes Opened”
https://youtu.be/Orr2ZqtijCQ

#SeveredHeads #Halo #INKRecords #Australia #SynthPop #DanceMusic

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