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[SRS 10] Paradox [Original Music from the Film]
(2018) ダリル・ハンナが脚本・監督し、ニール・ヤングとプロミス・オブ・ザ・リアルのルーカスとミカが出演している映画“Paradox”のサウンドトラック。ヤングとジョン・ハンロンのプロデュース。 “Show Me”は2016年のアルバム“Peace Trail”に収録されていた曲で、ジム・ケルトナー(ds)、ポール・ブシュネルとの録音。 “Angel Flying Too Close To The Ground”はウィリー・ネルソンのカヴァーでルーカスとミカがヴォーカルを取っている。 個人的には10分を超えるライヴ録音の“Cowgirl Jam”の全てがいい。ホントの曲名の“Cowgirl In The Sand”では無い所が憎い。ライヴで数多く演奏している曲のひとつだが、その日のコンディションによって演奏が違っている。この日のこの演奏もまたいい…。 ジミー・リードの“Baby What You Want Me To Do?”は1996年のアルバム“Broken Arrow”でライヴ演奏していたが、ここではプロミス・オブ・ザ・リアルとブルージーな演奏を行なっている。 このアルバムもヤングのアーカイヴスの“スペシャル・リリース・シリーズ”のVol. 10としてリリースされている。 見ておきたい映画かもしれない…。 《songlist》 01. Many Moons Ago In The Future 02. Show Me 03. Paradox Passage I 04. Hey 05. Paradox Passage 2 06. Diggin' In The Dirt - Chorus 07. Paradox Passage 3 08. Peace Trail 09. Pocahontas 10. Cowgirl Jam 11. Angel Flying Too Close To The Ground 12. Paradox Passage 4 13. Diggin' In The Dirt 14. Paradox Passage 5 15. Running To The Silver Eagle 16. Baby What You Want Me To Do? 17. Paradox Passage 6 18. Offerings 19. How Long? 20. Happy Together 21. Tumbleweed
Reprise Recordsk-69
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[PS-05] Roxy: Tonight's the Night Live
(2018) 1973年9月20〜22日にロキシー・シアターのこけら落としで行われたライヴを収録している。ニール・ヤングとデヴィッド・ブリッグスのプロデュース。 アルバム“Tonight's the Night”の録音の後に行なわれたライヴなので、アルバム以上に鬼気迫る演奏かもしれない。 ラルフ・モリーナ(ds)、ビリー・タルボット(b)、ニルス・ロフグレン(g,p)、ベン・キース(g)のサンタモニカ・フライヤーズを従えている。(2018年5月1日に“Neil Young & Crazy Horse”として、亡くなったベン・キース以外の3人でライヴを行なった。) ブートレッグではお馴染みの音源だが、こうしてオフィシャル音源としてのリリースはありがたいものだ。ブートレッグはなんとなく後ろめたいものがあり、一部の人だけの感じがある。しかし、こうしてオフィシャルとしてリリースされれば、もっと大きな広がりになるんじゃないかと思える…。難しいかもしれないが…。 聴いておきたいニール・ヤングのライヴ・アルバムのひとつ。 《songlist》 01. Intro 02. Tonight's the Night 03. Roll Out the Barrel 04. Mellow My Mind 05. World on a String 06. Band Intro 07. Speakin' Out 08. Candy Bar Rap 09. Albuquerque 10. Perry Como Rap 11. New Mama 12. David Geffen Rap 13. Roll Another Number (For the Road) 14. Candy Bar 2 Rap 15. Tired Eyes 16. Tonight's the Night – Part II 17. Walk On 18. Outro
Reprise Recordsk-69
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Allen Toussaint / Life, Love and Faith
(1972) リプリーズ・レコードに移籍してリリースされた、アラン・トゥーサンのセルフ・プロデュースによる3rdアルバム。 リプリーズ・レコードにはザ・ミーターズも移籍していて、このアルバムにはジョージ・ポーター・Jr. (b)とレオ・ノセンテリ(g)が参加している。 ゴリゴリのニューオリンズ・サウンドに、トゥーサンの洗練されたホーンセクションのアレンジがたまらなく良い。 全曲がトゥーサンの曲で、トゥーサンの才能がいたるところに散りばめられている感じがする。そんなに歌は上手くないのが残念だが、それはそれで味わい深い気がする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Victims of the Darkness 02. Am I Expecting Too Much? 03. My Baby Is the Real Thing 04. Goin' Down 05. She Once Belonged to Me 06. Out of the City (Into the Country Life) 07. Soul Sister 08. Fingers and Toes 09. I've Got to Convince Myself 10. On Your Way Down 11. Gone Too Far 12. Electricity
Reprise Recordsk-69
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Pentangle / Solomon's Seal
(1972) リプリーズ・レコードに移籍してリリースされた、ペンタングルの6枚目のアルバム。ペンタングルとジョン・ウッドのプロデュース。 1曲目の“Sally Free And Easy”以外はペンタングルとして書かれたり、トラディショナル・ソングをアレンジしている。しかし、バンドとしての閉塞感を感じられる内容かもしれない。 このアルバムをリリースした後にバート・ヤンシュが脱退してペンタングルは解散となった。 マクシーとヤンシュのデュエットがいい、“No Love Is Sorrow”は好きな曲。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Sally Free and Easy 02. The Cherry Tree Carol 03. The Snows 04. High Germany 05. People on the Highway 06. Willy O' Winsbury 07. No Love Is Sorrow 08. Jump, Baby, Jump 09. Lady of Carlisle
Reflection Reprise Recordsk-69
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Ry Cooder / Chicken Skin Music
(1976) ライ・クーダーがプロデューサーに名を連ねたアルバム。ラス・タイトルマンとの共同プロデュース。 ヴァラエティに富んだ音楽性を発揮したアルバム。ライの入門盤と言われて紹介されることが多いが、個人的には微妙である。やっぱり順を追って聴くのが好ましいと思う。 フラーコ・ヒメネスやジム・ケルトナーと初めて共演したアルバム。ヒメネスのアコーディオンが堪能出来る“He'll Have to Go”はホントに良い。 レッド・ベリーに始まり、レッド・ベリーで終わる構成となっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. The Bourgeois Blues 02. I Got Mine 03. Always Lift Him Up / Kanaka Wai Wai 04. He'll Have to Go 05. Smack Dab in the Middle 06. Stand By Me 07. Yellow Roses 08. Chloe 09. Goodnight Irene
Reprise Recordsk-69
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Ry Cooder / Paradise and Lunch
(1974) ライ・クーダーの4thアルバム。ラス・タイトルマンとレニー・ワロンカーのプロデュース。 ライのアメリカン・ルーツ・ミュージックの旅はまだまだ続くって感じだろうか。 ワシントン・フィリップスのゴスペル・ブルース“You Can't Stop a Tattler”を、ヴァージョン・パート2として“Tattler”のタイトルで録音した。この曲はリンダ・ロンシュタットのカヴァーでも有名である。 レゲエ調と言おうか…ニューオリンズ的と言おうか…“It's All Over Now”は斬新なアレンジが際立つ。ロニー・バロンのピアノがニューオリンズ的な感じがする。 チャート的には決して良くは無いここまでのライのアルバムだが、チャートなんて関係無い音楽があることを、リプリーズ・レコードが理解していたのかと思う。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Tamp 'Em Up Solid 02. Tattler 03. A Married Man's a Fool 04. Jesus on the Mainline 05. It's All Over Now 06. Medley: Fool for a Cigarette / Feelin' Good 07. If Walls Could Talk 08. Mexican Divorce 09. Ditty Wah Ditty
Reprise Recordsk-69
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Ry Cooder / Boomer's Story
(1972) ライ・クーダーの3rdアルバム。ジム・ディッキンソンとレニー・ワロンカーのプロデュース。 このアルバムも全曲カヴァーとなっている。中でもアナログではB面の1曲目の“The Dark End of the Street”がお気に入り。ライのスライド・ギターとジム・ディッキンソンのピアノは哀愁が漂っている。 B面の2曲目の“Rally 'Round the Flag”は、ランディ・ニューマンの優しげでふくよかな音のピアノがいい。 アメリカン・ルーツ・ミュージックを、多くの人に知らしめたアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Boomer's Story 02. Cherry Ball Blues 03. Crow Black Chicken 04. Ax Sweet Mama 05. Maria Elena 06. The Dark End of the Street 07. Rally 'Round the Flag 08. Comin' in on a Wing and a Prayer 09. President Kennedy 10. Good Morning Mr. Railroad Man
Reprise Recordsk-69
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Ry Cooder / Into the Purple Valley
(1971) ライ・クーダーの2ndアルバム。ジム・ディッキンソン、ヴァン・ダイク・パークスと、レニー・ワロンカーのプロデュース。 ライのオリジナルは無く、トラッドやフォーク、カントリーやブルースのカヴァーとなっている。アメリカン・ルーツ・ミュージックがライの手に掛かったアルバムと言っても良いだろう。 ジョニー・キャッシュの“Hey, Porter”の 仕上がりには驚かされた。スロー・テンポのブルースになっていて、ライのギターとジム・ディッキンソンのピアノで構成されている。 もうひとつのヴォーカルのような、ギターを全面に出しているのが良い感じだ。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. How Can You Keep Moving (Unless You Migrate Too) 02. Billy the Kid 03. Money Honey 04. F.D.R. in Trinidad 05. Teardrops Will Fall 06. Denomination Blues 07. On a Monday 08. Hey Porter 09. Great Dream from Heaven 10. Taxes on the Farmer Feeds Us All 11. Vigilante Man
Reprise Recordsk-69
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Ry Cooder / Ry Cooder
(1970) リプリーズ・レコードからリリースされた、ライ・クーダーのデビュー・アルバム。ヴァン・ダイク・パークスとレニー・ワロンカーのプロデュース。 若干23歳だがすでにいろんなアルバムに参加していて、満を持してのデビューとなった。 全11曲中10曲がカヴァーとなっているが、変幻自在なギターの音色を聴くことが出来る。 ウディ・ガスリーの“Do Re Mi”、ランディ・ニューマンの“My Old Kentucky Home (Turpentine & Dandelion Wine)”の流れが大好きだ。 滑らかなギターのフレーズと朴訥な歌声の対照的な感じがいい。 聴いておきたいデビュー・アルバムのひとつ。 《songlist》 01. Alimony 02. France Chance 03. One Meatball 04. Do Re Mi 05. My Old Kentucky Home (Turpentine and Dandelion Wine) 06. How Can a Poor Man Stand Such Times and Live? 07. Available Space 08. Pigmeat 09. Police Dog Blues 10. Goin' to Brownsville 11. Dark Is the Night
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Emmylou Harris / Pieces of the Sky
(1975) リプリーズ・レコードに移籍してのエミルー・ハリスの2ndアルバム。ブライアン・アハーンのプロデュース。 ものすごい豪華なミュージシャンによってバックアップされたアルバム。しかし、それに負けない味わいのあるヴォーカルが、多くの人のココロを掴んだのかもしれない。 “Sleepless Nights”はグラム・パーソンズが録音した時のバッキング・ヴォーカルを務めていたので感慨深い曲だ。 レノン=マッカートニーの“For No One”はニック・デカロのストリングス・アレンジが良い。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Bluebird Wine 02. Too Far Gone 03. If I Could Only Win Your Love 04. Boulder to Birmingham 05. Before Believing 06. Bottle Let Me Down 07. Sleepless Nights 08. Coat of Many Colors 09. For No One 10. Queen of the Silver Dollar
Reprise Recordsk-69
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Bert Jansch / Moonshine
(1973) バート・ヤンシュの8枚目のアルバムは、リプリーズ・レコード移籍第1弾。プロデュースはダニー・トンプソンが行った。 このアルバムでは、トニー・ヴィスコンティがベース以外にアレンジやヴォーカル、リコーダーなどの楽器を演奏して大活躍をしている。ダニー・トンプソンも本職はベースなので被っているが、トンプソンはダブル・ベースで重厚な音を聴かせてくれている。 いろいろな楽器が入ることによって、味わい深い内容となっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Yarrow 02. Brought with the Rain 03. The January Man 04. Night Time Blues 05. Moonshine 06. The First Time Ever I Saw Your Face 07. Rambleaway 08. Twa Corbies 09. Oh My Father
Reprise Recordsk-69
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Neil Young / American Stars 'N Bars (ORS 09)
(1977) ニール・ヤングの8枚目のアルバム。ヤングとデヴィッド・ブリッグス、ティム・マリガンのプロデュース。“Star of Bethlehem”はエリオット・メザーのプロデュース。 このアルバムのA面はクレイジー・ホースとリンダ・ロンシュタットとニコレット・ラーソンのコーラス隊のザ・ビュレッツの演奏。 もともとは“Chrome Dreams”としてアルバムをリリースするはずだったが、なぜかお蔵入りになって、このアルバムには“Star Of Bethlehem”、“Like A Hurricane”、“Hold Back The Tears”、“Homegrown”を収録し、残りの曲は新たに録音された。 CD化も2005年までされなかったアルバム。 《songlist》 01. The Old Country Waltz 02. Saddle Up the Palomino 03. Hey Babe 04. Hold Back the Tears 05. Bite the Bullet 06. Star of Bethlehem 07. Will to Love 08. Like a Hurricane 09. Homegrown
Zuma Comes a Time Reprise Recordsk-69
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Neil Young / Tonight's the Night (ORS 07)
(1975) ニール・ヤングの6枚目のアルバム。ヤングとデヴィッド・ブリッグス、ティム・マリガンのプロデュース。“Lookout Joe”は1970年に録音された、エリオット・メザーによるプロデュース。このアルバムは1973年に出来上がっていたのだが、大人の事情で発売が見送られていたアルバム。 1972年のダニー・ウィットンの死を受けて作られた“Borrowed Tune”とウィットンと演奏したライヴの“Come on Baby Let's Go Downtown”、ローディーのブルース・ペリーの死を受けてザ・サンタモニカ・フライヤーズと録音された曲。ヤングとベン・キース、ニルス・ロフグレン、ビリー・タルボットとラルフ・モリーナで構成されているが、友の死を乗り越えようとしている憔悴した男たちの演奏となっている。 “New Mama”ではザ・ロケッツのジョージ・ウィットセルがヴォーカルで参加している。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Tonight's the Night 02. Speakin' Out 03. World on a String 04. Borrowed Tune 05. Come On Baby Let's Go Downtown 06. Mellow My Mind 07. Roll Another Number (For the Road) 08. Albuquerque 09. New Mama 10. Lookout Joe 11. Tired Eyes 12. Tonight's the Night, Pt. 2
On the Beach Zuma Reprise Recordsk-69
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The Meters / Fire on the Bayou
(1975) アラン・トゥーサンと一緒にプロデュースを行った、ザ・ミーターズの6枚目のアルバム。 前作の流れを引き継いだ内容は、ザ・ミーターズの全盛期と言える感じがする。確立された彼らのサウンドとキレのある演奏が、それを物語っているようだ。リズム隊の生み出すグルーヴは、本当に独特なものである。 タイトル曲の“Fire on the Bayou”はニューオリンズを代表する曲のひとつと言える名曲。後に、ネヴィル・ブラザーズでもカヴァーしている。 前作は傑作と言われているが、このアルバムも聴いておいた方が良いと思える。 《songlist》 01. Out in the Country 02. Fire on the Bayou 03. Love Slip Upon Ya 04. Talkin' 'Bout New Orleans 05. They All Ask'd for You 06. Can You Do Without? 07. Liar 08. You're a Friend of Mine 09. Middle of the Road 10. Running Fast 11. Mardi Gras Mambo
Reprise Recordsk-69
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The Meters / Cabbage Alley
(1972) ジョーシー・レコードから、リプリーズに移籍しての第一弾となったアルバム。アラン・トゥーサンとマーシャル・セホーンのプロデュースで録音された。 このアルバムから、多くの曲にヴォーカルが入り、表現力と音に厚みが増したようだ。さらに、パーカッションのシリル・ネヴィルが参加しているので、バンドの生み出すグルーヴ感と、ファンキーの度合いが上がった感じがする。 ニール・ヤングの意外な選曲の“Birds”のカヴァーが、ニューオリンズ・テイストの味付けで面白い仕上がりだ。この曲は一聴の価値があるかもしれない。 《songlist》 01. You've Got to Change (You've Got to Reform) 02. Stay Away 03. Birds 04. The Flower Song 05. Soul Island 06. Do the Dirt 07. Smiling 08. Lonesome and Unwanted People 09. Gettin' Funkier All the Time 10. Cabbage Alley
Reprise Recordsk-69