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Paul Butterfield's Better Days / It All Comes Back
(1973) 前作から間をおかずに同じ年にリリースされたベターデイズの2ndアルバム。バタフィールドとマルダー、ニック・ジェイムソンのプロデュース。 モーズ・アリソンの書いた“If You Live”ではバタフィールド、マック・レベナックが書いた“Louisiana Flood”ではロニー・バロンがヴォーカルを取っていたりとバンドの可能性をさらに広げた感じになっている。“Take Your Pleasure Where You Find It”はボビー・チャールズとバタフィールドの共作で、チャールズもヴォーカルで参加している。 このアルバムのハイライトと勝手に決めている“Small Town Talk”だが、ホントにいい曲だ‼︎ 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Too Many Drivers 02. It's Getting Harder to Survive 03. If You Live 04. Win or Lose 05. Small Town Talk 06. Take Your Pleasure Where You Find It 07. Poor Boy 08. Louisiana Flood 09. It All Comes Back
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Felix Cavaliere / Destiny
(1975) フェリックス・キャヴァリエのセルフ・プロデュースによる2ndアルバム。 前作ほどのキラキラ感は無いものの、キャヴァリエのヴォーカルの魅力を感じられ、明るくしっかりとしたサウンドがいい。 今回はマイケル・ブレッカーが参加し、他にもデヴィッド・サンボーンやウィル・リー等が参加している。 “Love Came”では、ローラ・ニーロがバッキング・ヴォーカルで参加している。 ジャケの写真からは想像出来ない爽やかなサウンドが良い、聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Destiny 02. Flip Flop 03. Never Felt Love Before 04. I Can Remember 05. Light of My Life 06. Can't Stop Loving You 07. Try to Believe 08. You Came and Set Me Free 09. Love Came 10. Hit and Run
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Felix Cavaliere / Felix Cavaliere
(1974) フェリックス・キャヴァリエのベアズヴィル・レコードからのデビュー・アルバム。キャヴァリエとトッド・ラングレンの共同プロデュース。 ラスカルズでのソウルフルなヴォーカルとオルガンが印象的なキャヴァリエだが、このアルバムでも素敵な歌声を聴かせてくれている。 カーマン・ムーアと曲を書いていて、1曲だけムーアが単独で書いている。ムーアはストリングスのアレンジも行っている。 トッドのプロデュースなだけあって、キラキラ感が溢れたサウンドになっている。 ジョン・ホールやランディ・ブレッカー、ロジャー・パウエル等のミュージシャンが参加している。シシー・ヒューストンがコーラスに名を連ねている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. A High Price to Pay 02. I Am a Gambler 03. I've Got a Solution 04. Everlasting Love 05. Summer in El Barrio 06. Long Times Gone 07. Future Train 08. Mountain Man 09. Funky Friday 10. It's Been a Long Time 11. I Am Free
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Utopia / Oops! Wrong Planet
(1977) 同じ年に2枚目となるユートピアの3rdアルバム。 3〜4分台の曲が12曲入っているので、もしかしたら前作の製作過程で漏れた曲も入っているのではないだろうか。前作とは違った感じの、小気味良い曲の連打が魅力的でもある。 パウエルのトランペットや、トッドのサックスと違った楽器の演奏も聴くことが出来る。 短い曲も、長い曲もクオリティが変わらないのが素晴らしい感じがする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Trapped 02. Windows 03. Love in Action 04. Crazy Lady Blue 05. Back on the Street 06. The Marriage of Heaven and Hell 07. The Martyr 08. Abandon City 09. Gangrene 10. My Angel 11. Rape of the Young 12. Love Is the Answer
RA Adventures in Utopia Bearsville Recordsk-69
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Utopia / RA
(1977) ライヴ・アルバムを挟んで、このアルバムからユートピアとなった2ndアルバム。メンバーもトッド・ラングレン(g)、ロジャー・パウエル(key)、カジム・サルトン(b)、ジョン・“ウィリー”・ウィルコックス(dr)の4人になった。 どちらかというとイギリスの香りもする曲も収録されているアルバム。コーラス・ワークも演奏もしっかりと構成された感じで、4人ともヴォーカルを取れるのが大きいのかもしれない。曲もトッドに頼る感じではなく、全員で共作しているのもいい。 ユートピアでのトッドはギタリストなので、その腕前も聴きどころのひとつだろう。 “Hiroshima”という反戦歌を収録しているので、日本人なら聴いておきたいアルバムだ。 《songlist》 01. Overture: Mountaintop and Sunrise / Communion With the Sun 02. Magic Dragon Theatre 03. Jealousy 04. Eternal Love 05. Sunburst Finish 06. Hiroshima 07. Singring and the Glass Guitar (An Electrified Fairytale)
Todd Rundgren's Utopia Oops! Wrong Planet Bearsville Recordsk-69
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Todd Rundgren's Utopia / Todd Rundgren's Utopia
(1974) トッド・ラングレンが作ったバンドのデビュー・アルバム。当初はトッド・ラングレンズ・ユートピアと名乗っていた。 バンドのメンバーは、トッド・ラングレン(g)、マーク・“ムーギー”・クリングマン(key)、ジーン・イーヴズ・“Mフロッグ”・ラバット(key)、ラルフ・シュケット(key)、ジョン・シーグラー(b)、ケヴィン・エルマン(dr)の6人。 全4曲の収録曲で1曲目の“Utopia”はライヴ録音となっていて、途中で歓声が入るまでライヴ録音とは気づかない素晴らしい演奏となっている。アナログではA面に3曲、B面に1曲が収録されている。 “Freak Parade”では、薄っすらと“Real Man”のメロディーが聴こえたりもする。 全米チャートで34位となった、聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Utopia Theme 02. Freak Parade 03. Freedom Fighters 04. The Ikon
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Todd Rundgren / Initiation
(1975) トッド・ラングレンのセルフ・プロデュースによる6枚目のアルバム。 アナログのA面に6曲、B面には35分を超えるつのパートからなる“A Treatise on Cosmic Fire”が収録されている。シンセサイザー多重録音で、音が洪水のように溢れてくるようだ。ほとんどのことを自分でこなしてしまうトッドの才能に、ただただ敬服してしまう。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Real Man 02. Born to Synthesize 03. The Death of Rock 'N' Roll 04. Eastern Intrigue 05. Initiation 06. Fair Warning 07. A Treatise on Cosmic Fire (Intro - Prana / II. The Fire of Mind - or: Solar Fire / III. The Fire of Spirit - or: Electric Fire / I. The Internal Fire - or: Fire by Friction)
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Todd Rundgren / Todd
(1974) トッド・ラングレンのセルフ・プロデュースによる5thアルバム。 前年に立ち上げた、別プロジェクトのユートピアのデビュー・アルバムもこの年に発売されているので、かなり忙しかったと思える。そんな中、ダブル・アルバムで充実した濃い内容のアルバムを作っているのがスゴいところだ。 アナログの各面には、実験的な曲やピアノの美しい曲のインストの曲が入っているのも面白い。 全米チャートで54位となったが、チャートは関係無い次元のアルバムだと思える。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. How About a Little Fanfare? 02. I Think You Know 03. The Spark of Life 04. An Elpee's Worth of Toons 05. A Dream Goes on Forever 06. Lord Chancellor's Nightmare Song 07. Drunken Blue Rooster 08. The Last Ride 09. Everybody's Going to Heaven / King Kong Reggae 10. No. 1 Lowest Common Denominator 11. Useless Begging 12. Sidewalk Cafe 13. Izzat Love? 14. Heavy Metal Kids 15. In and out the Chakras We Go [Formerly Shaft Goes] 16. Don't You Ever Learn? 17. Sons of 1984
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Todd Rundgren / Runt: The Ballad of Todd Rundgren
(1971) トッド・ラングレンのセルフ・プロデュースによる2ndアルバム。 シングルで発売された“Be Nice to Me”が72位、“A Long Time, A Long Way to Go”が92位、アルバムに至っては214位と大きく沈んだ感じだ。 しかし、トッドのキラキラしたサウンドはすでに発揮されているので、ヴァラエティにとんだ内容の楽しめるアルバムだと思う。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Long Flowing Robe 02. The Ballad (Denny & Jean) 03. Bleeding 04. Wailing Wall 05. The Range War 06. Chain Letter 07. A Long Time, a Long Way to Go 08. Boat on the Charles 09. Be Nice to Me 10. Hope I'm Around 11. Parole 12. Remember Me
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Paul Butterfield's Better Days / Paul Butterfield's Better Days
(1973) シカゴからウッドストックに移り住んだポール・バタフィールドが組んだバンド“ベターデイズ”。ジェフ・マルダー(vo)、エイモス・ギャレット(g)、ロニー・バロン(p)、ビリー・リッチ(b)、クリス・パーカー(ds)がバンドのメンバー。プロデュースはバタフィールドとマルダーが行った。 ブルース・バンドとは違い、ゆったりとした空気感が魅力のアルバムとなっている。これは、エイモス・ギャレットとジェフ・マルダーよるものが大きい感じがする。特にエイモスのギターの憂いを帯びたトーンが最高だ。 多くの人が演奏しているT-5はかなりのスローテンポで演奏されている。ギャレットのスライド・ギターとマリア・マルダーのフィドルが哀愁を感じさせる。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. New Walkin' Blues 02. Please Send Me Someone to Love 03. Broke My Baby's Heart 04. Done a Lot of Wrong Things 05. Baby Please Don't Go 06. Buried Alive in the Blues 07. Rule the Road 08. Nobody's Fault But Mine 09. Highway 28
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Todd Rundgren / A Wizard, a True Star
(1973) アナログのA面(T-1〜12)は実験室で作られた感じの曲が並び、B面(T-13〜19)はスタジオで作った感じのアルバム。レコードだから、遊び心が発揮出来たんじゃないだろうか。 このアルバムはシングル・カットされたT-13がいい。トッドらしいダイナミックな曲だ。 そして、マイケル・ブレッカーのサキソフォーンがいい味を出しているメドレー(T-15)が好きだな。トッドのソウル好きが感じられる曲だ。 人に薦めるのは微妙な感じもするアルバム。 《songlist》 01. International Feel 02. Never Never Land 03. Tic Tic Tic, It Wears Off 04. You Need Your Head 05. Rock & Roll Pussy 06. Dogfight Giggle 07. You Don't Have to Camp Around 08. Flamingo 09. Zen Archer 10. Just Another Onionhead / Da Da Dali 11. When the Shit Hits the Fan / Sunset Blvd. 12. Le Feel Internacionale 13. Sometimes I Don't Know What to Fee 14. Does Anybody Love You? 15. Medley: I'm So Proud / Ooh Baby Baby / La La Means I Love You / Cool Jerk 16. Hungry for Love 17. I Don't Want to Tie You Down 18. Is It My Name? 19. Just One Victory
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Todd Rundgren / Faithful
(1976) トッドのユーモアが溢れるアルバム。アナログのA面はカヴァーで、B面はオリジナルという内容。 超有名な曲のカヴァーをコンプリートに再現するという、ある意味本気なカヴァーにお手上げ状態。 あまり取り上げられないB面だが、トッドらしい良い曲が並んでいる。完璧なカヴァーも出来るし、こんなに良い曲も書けるんだよって感じかな? 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Happenings Ten Years Time Ago 02. Good Vibrations 03. Rain 04. Most Likely You Go Your Way (And I'll Go Mine) 05. If Six Was Nine 06. Strawberry Fields Forever 07. Black and White 08. Love of the Common Man 09. When I Pray 10. Cliché 11. The Verb "To Love" 12. Boogies (Hamburger Hell)
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Todd Rundgren / Something/Anything?
(1972) トッド・ラングレンのダブル・アルバムで世間では必ずトッドの名盤にあげられる1枚。 レコードのA〜C面がトッドが全ての楽器を演奏していて、D面はゲストを迎えての演奏になっている。 いろいろなやりたい音楽を詰め込んだ感じもするが、それが大きな魅力になっているのかもしれない。ひとりで創り上げられる才能がスゴイかも。 シングル・カットされた有名な“I Saw the Light”や“Hello It's Me”もいいが、 “It Wouldn't Have Made Any Difference”の世界観が好きだな。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 disc: 1 01. I Saw the Light 02. It Wouldn't Have Made Any Difference 03. Wolfman Jack 04. Cold Morning Light 05. It Takes Two to Tango (This Is for the Girls) 06. Sweeter Memories 07. Intro 08. Breathless 09. The Night the Carousel Burned Down 10. Saving Grace 11. Marlene 12. Song of the Viking 13. I Went to the Mirror disc: 2 14. Black Maria 15. One More Day (No Word) 16. Couldn't I Just Tell You 17. Torch Song 18. Little Red Lights 19. Overture -- My Roots: Money (That's What I Want) / Messin' with the Kid 20. Dust in the Wind 21. Piss Aaron 22. Hello It's Me 23. Some Folks Is Even Whiter Than Me 24. You Left Me Sore 25. Slut
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Bobby Charles / Bobby Charles
(1972) ザ・バンドのリック・ダンコ、ジョン・サイモン、そして本人と3人のプロデュースによるデビュー・アルバム。 ザ・バンドに通じる土臭いサウンドだが、エイモス・ギャレットのギターの音色が清涼感を与える感じがする。聴いていてホントに心地よい。Dr・ジョンのピアノも、いいアクセントになっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Street People 02. Long Face 03. I Must Be in a Good Place Now 04. Save Me Jesus 05. All the Money 06. Small Town Talk 07. Let Yourself Go 08. Grow Too Old 09. I'm That Way 10. Tennessee Blues
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