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Neil Young / Living with War (ORS 38)
(2006) 前作からわずか半年で届けられたヤングの新作は、怒れるヤングが全開となった感じがする。 ニコ・ボラスとのヴォリューム・ディラーズでのプロデュースで、リック・ロサスとチャド・クロムウェルのリズム隊がバックを務めた。9日間での録音という全てが急を要するものだが、その出来は素晴らしいものだ。ヤングが外側に向かってメッセージを放つ時のエネルギーは計り知れない。だからといって人々を扇動するわけではなく、その先はアルバムを聴いた人たちがどうするかを委ねている感じがする。 時代に向き合ったヤングの名盤ひとつ。 《songlist》 01. After the Garden 02. Living with War 03. The Restless Consumer 04. Shock and Awe 05. Families 06. Flags of Freedom 07. Let's Impeach the President 08. Lookin' for a Leader 09. Roger and Out 10. America the Beautiful
Prairie Wind Chrome Dreams II Reprise Recordsk-69
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Neil Young & Crazy Horse / Greendale (ORS 36)
(2003) ヤング初のコンセプト・アルバム?1枚のアルバムで物語が出来ている面白い内容。 アルバム発売後の武道館の公演では、ステージに舞台セットを組んで、キャストも参加してアルバムの曲順通りに演奏し、合わせて演じていた。これはライヴに行った人じゃないと味わえない不思議な感覚。 このレコーディングでは、ヤングの右腕のポンチョが参加していないため、3ピースでの演奏になっている。ギターが2本鳴っていないと物足りない感じがする。習慣は恐ろしい。 いろんなことを差し引いても、楽しめるアルバム。ラストの2曲が最高です。 《songlist》 01. Falling from Above 02. Double E 03. Devil's Sidewalk 04. Leave the Driving 05. Carmichael 06. Bandit 07. Grandpa's Interview 08. Bringin' Down Dinner 09. Sun Green 10. Be the Rain
Are You Passionate? Prairie Wind Reprise Recordsk-69