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Cassandra Wilson / Thunderbird
(2006) カサンドラ・ウィルソンの17枚目のアルバム。T-ボーン・バーネットとキース・シアンシアのプロデュース。 このアルバムは、打ち込みを多用した内容で賛否両論を巻き起こしたものとなった。今までのようにナチュラルな演奏の魅力もいいが、このアルバムを聴くとカサンドラのステージがまたひとつ上がった印象を受ける。 バーネット人脈のミュージシャンが多く参加しているが、中でもマーク・リボーのギターはホントに良い。“Lost”ではリボーのギターだけの伴奏でカサンドラが切なく歌っている。 多分、ジャズという括りだと評価は下がる内容かもしれない。しかし、ポピュラー・ミュージックと言う大きな括りだったら、かなり良い出来のアルバムでは無いかと思う。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Go to Mexico 02. Closer to You 03. Easy Rider 04. It Would Be So Easy 05. Red River Valley 06. Poet 07. I Want to Be Loved 08. Lost 09. Strike a Match 10. Tarot
Glamoured Loverlyk-69
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Cassandra Wilson / Belly of the Sun
(2002) カサンドラ・ウィルソンのセルフ・プロデュースによる15枚目のアルバム。 このアルバムは、ジャズでは無くブルースを前面に出した内容で、大半はミシシッピ州のクラークスデールの駅で録音されている。 深い味わいのあるカサンドラのヴォーカルが、存分に堪能出来るアルバムとなっている。しかし、歌っている曲はブルースだけでは無く、ザ・バンドの“The Weight”や、ボブ・ディランの“Shelter from the Storm”、ジェームス・テイラーの“Only a Dream in Rio”、ジミー・ウェブの“Wichita Lineman”のカヴァーもある。 ニューヨークに戻って録音したアントニオ・カルロス・ジョビンの“Waters of March”と、日本盤のボーナス・トラックの“Corcovard”は意外な選曲だが、何気に良い。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. The Weight 02. Justice 03. Darkness on the Delta 04. Waters of March 05. You Gotta Move 06. Only a Dream in Rio 07. Just Another Parade 08. Wichita Lineman 09. Shelter from the Storm 10. Drunk as Cooter Brown 11. Show Me a Love
Traveling Miles Glamouredk-69