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Graham Parker / Struck by Lightning
(1991) 約2年ぶりとなる、グレアム・パーカーのセルフ・プロデュースによる11枚目のアルバム。 前作からブリンズリー・シュウォーツが抜け、アンドリュー・ボドナー(b)とピート・トーマス(ds)の3ピースのバンドとなった。 ゲストとしてオーリアンズのラリー・ホッペンが6曲でオルガンを弾いている。さらに、ジョン・セバスチャンが3曲でオートハープとコーラスで参加。 このアルバムでイチバンのサプライズは、ザ・バンドのガース・ハドソンが“She Wants So Many Things”、“Strong Winds”、“The Kid With The Butterfly Net”に参加していて、アコーディオン、オルガン、シンセサイザーを弾いている。パーカーとハドソンの共演は、パーカーの作る音楽に深みを与えている感じがする。パーカーの新しい扉が開いたようだ。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. She Wants So Many Things 02. They Murdered the Clown 03. Strong Wind 04. The Kid With the Butterfly Net 05. And It Shook Me 06. Wrapping Paper 07. That's Where She Ends Up 08. A Brand New Book 09. Weeping Statues 10. Guardian Angels 11. Children and Dogs 12. Over the Border (to America) 13. When I Was King 14. Ten Girls Ago 15. The Sun Is Gonna Shine Again
Human Soul Burning Questionsk-69
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Graham Parker / The Mona Lisa's Sister
(1988) 約3年ぶりとなるグレアム・パーカーの9枚目のアルバム。パーカーとブリンズリー・シュウォーツのプロデュース。 このアルバムは、イギリスではデーモン・レコード、アメリカではRCAレコードからリリースされた。 ザ・ルーモアのアンドリュー・ボドナー(b)とシュウォーツ(g)に、ジェームス・ホールウェル(key)とテリー・ウィリアムス(ds)を基本とするバンドでの録音となっている。アンディ・ダンカンが“Success”、ピート・トーマスが“I'm Just Your Man”と“The Girl Isn't Ready”でドラムを叩いている。 肩の力が抜けたような感じのパーカーが作った曲は、ヴァラエティーに富んだ曲が多く新たなパーカーを感じられる。気心の知れたメンバーのバッキングも好結果となったかもしれない。 しかし、このアルバム以降はチャートとは無縁となっていくが、評論家やミュージシャンから高い評価を得ていくこととなる。 ラストに収録されているサム・クックのカヴァー“Cupid”は、ホントに良い仕上がりとなっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Don't Let It Break You Down 02. Under the Mask of Happiness 03. Back in Time 04. I'm Just Your Man 05. Ok Hieronynus 06. Get Started, Start a Fire 07. The Girl Isn't Ready 08. Blue Highways 09. Success 10. I Don't Know 11. Cupid
Steady Nerves Human Soulk-69