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Paul Simon / Hearts and Bones
(1983) ポール・サイモンの6枚目のアルバム。ロイ・ハリー、ポール・サイモン、そしてラス・タイトルマン、レニー・ワロンカーのプロデュース。 ラス・タイトルマン、レニー・ワロンカーとのワーナー・ブラザーズを代表する2人がプロデュースに加わったことは、このアルバムの失敗を避けたいレコード会社の思惑を感じる。しかし、全米で35位、全英で34位とチャートでの成果は上げられなかった。 しかし、サイモンの書く曲やミュージシャンの演奏のクオリティーは高く、時代に合わなかったとしか言えない気がする。 “Think Too Much (b)”は、次にサイモンが進む方向を暗示している感じの曲。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Allergies 02. Hearts and Bones 03. When Numbers Get Serious 04. Think Too Much (b) 05. Song About the Moon 06. Think Too Much (a) 07. Train in the Distance 08. Rene and Georgette Magritte with Their Dog After the War 09. Cars Are Cars 10. The Late Great Johnny Ace
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Paul Simon / Still Crazy After All These Years
(1975) 1976年のグラミー賞で最優秀アルバムと男性ポップ・ヴォーカルの2冠を獲得したアルバムで、フィル・ラモーンとの共同プロデュース。 フィル・ラモーンの人脈で多くのジャズ・ミュージシャンが参加している。クレジットを見るだけでワクワクするメンバーだ。 スティーヴ・ガットのドラムのリフが楽しめる“50 Ways to Leave Your Lover”は全米シングル・チャートで1位となった代表曲のひとつ。パティ・オースティン、ヴァレリー・シンプソン、フィービ・スノウがコーラスで参加している。 “My Little Town”はS&G解散後初めてアート・ガーファンクルとのデュエットとなった曲で、シングルはS&G名義でリリースされた。B面にポールの“You're Kind”とアートの“Rag Doll”を収録し、2人で並んで写っているジャケが微笑ましい。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Still Crazy After All These Years 02. My Little Town 03. I Do It for Your Love 04. 50 Ways to Leave Your Lover 05. Night Game 06. Gone at Last 07. Some Folks' Lives Roll Easy 08. Have a Good Time 09. You're Kind 10. Silent Eyes
There Goes Rhymin' Simon One Trick Pony Columbia Recordsk-69