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Bob Dylan / Slow Train Coming
(1979) ボブ・ディランの19枚目のアルバム。バリー・ベケットとジェリー・ウェクスラーのプロデュース。 ミネアポリスのマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオで録音されたこのアルバムは、“ボーン・アゲイン・クリスチャン”として改宗したことが音楽的にも影響を与えている感じがする。 マーク・ノップラー(g)、バリー・ベケット(key)、ティム・ドラモンド(b)、ピック・ウィザース(ds)、ミッキー・バッキンス(per)のバンドに、マッスル・ショールズのホーン・セクションと女性コーラスで厚みを付けているサウンドがかなり良い。 前作から感じていたディランの黒人音楽への想いが、マッスル・ショールズ・サウンド・スタジオでの録音に行き着いたのだろう。 多くのファンが戸惑ったディランの行動だが、シングル・カットされた“Gotta Serve Somebody”はグラミー賞の“ベスト・ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞”を受賞し、このアルバムは全米チャートで3位、全英チャートで2位となった。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Gotta Serve Somebody 02. Precious Angel 03. I Believe in You 04. Slow Train 05. Gonna Change My Way of Thinking 06. Do Right to Me Baby (Do Unto Others) 07. When You Gonna Wake Up 08. Man Gave Names to All the Animals 09. When He Returns
Street Legal Saved Columbia Recordsk-69
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Bob Dylan / Desire
(1976) ボブ・ディランの17枚目のアルバムは、ドン・デヴィートのプロデュース。 “One More Cup of Coffee (Valley Below)”と“Sara”以外は、ジャック・レヴィとの共作。 緊縛感が底辺にある感じのアルバム。スカーレット・リヴェラのバイオリンがそう感じさせるのか?だからこのアルバムは好きなのかもしれない。ディランのアルバムは、それぞれ独特の空気を持っている。マイルスのアルバムもそうだ。その空気感に押しつぶされそうになる時もあるし、心地よく聴ける時もある。 だから、楽しいのかもしれない。 アルバムの最後の曲で、なんとなく解放される感じがする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Hurricane 02. Isis 03. Mozambique 04. One More Cup of Coffee (Valley Below) 05. Oh, Sister 06. Joey 07. Romance in Durango 08. Black Diamond Bay 09. Sara
Blood on the Tracks Street Legal Columbia Recordsk-69