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Isaac Hayes / ...To Be Continued
(1970) アイザック・ヘイズの4thアルバムは、セルフ・プロデュース、演奏がザ・バーケイズと前作と変わらない環境で録音された。このアルバムも全米のソウル・チャートで1位となり、ジャズの部門でも1位となった。 3回目となるバカラック=デヴィッドのカヴァー“The Look of Love”は、オリジナルの魅力を損なわずに、ディープに仕上げている。ザ・メンフィス・ホーンズとザ・メンフィス・シンフォニー・オーケストラが、壮大なスケール感を出している。 T-3は、ヘイズの書いた“Ike's Mood I”とフィル・スペクター、バリー・マン、シンシア・ワイルの“You've Lost That Lovin' Feelin'”のメドレーになっている。これも、アレンジ絶妙の仕上がり。 アイザック・ヘイズの壮大な世界観を感じられるアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Monologue: Ike's Rap I 02. Our Day Will Come 03. The Look of Love 04. Medley: Monologue / Ike's Mood I / You've Lost That Lovin' Feelin' 05. Runnin' Out of Fools
The Isaac Hayes Movement Black Moses Enterprise Recordsk-69
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Isaac Hayes / Hot Buttered Soul
(1969) 頭のアップというインパクトのあるジャケの2ndアルバム。アル・ベルとアレン・ジョーンズ、マーヴェル・トーマスのプロデュース。マーヴェルはルーファス・トーマスの息子で、キーボードでも参加している。 このアルバムはザ・バーケイズがバックを務めている。何気に良い演奏をしている気がする。全部で4曲と曲数は少ないが、充実した演奏が楽しめる。 バカラック=デヴィッドの名曲“Walk On By”は12分と長尺となっているが、歌だけではないところに魅力がある曲になっている。80年代に流行った12インチのリミックスされた曲のようでもある。 もうひとつの長尺の曲“By the Time I Get to Phoenix”はジミー・ウェッブが書いた名曲。ポエティック・リーディングのような仕上がり。 新生スタックスを支えたアルバムは、聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Walk on By 02. Hyperbolicsyllabicsesquedalymistic 03. One Woman 04. By the Time I Get to Phoenix
Presenting Isaac Hayes The Isaac Hayes Movementk-69