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Roy Orbison / Hank Williams: The Roy Orbison Way
(1970) MGMレコードに復帰したロイ・オービソンの13枚目のアルバム。ドン・グラントのプロデュースで、ジム・ホールがアレンジを行っている。 1967年のドン・ギブソンに続いて、このアルバムではハンク・ウィリアムスの曲をカヴァーしたものとなった。 アメリカの音楽界のレジェンドのひとりと言えるウィリアムスの曲を、伸びのある歌声で歌っている。聴いたことのある曲ばかりなので安心して聴けるし、オービソンの歌声とオーケストラの演奏がかなり良い感じで混ざりあっている。 このアルバムは、ウィリアムスへの愛が溢れているオービソンのアルバムだと思える。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Kaw Liga 02. Hey, Good Lookin’ 03. Jambalaya (On the Bayou) 04. (Last Night) I Heard You Crying in Your Sleep 05. You Win Again 06. Your Cheatin’ Heart 07. Cold, Cold, Heart 08. A Mansion on the Hill 09. I Can’t Help It(If I’m Still in Love With You) 10. There’ll Be No Teardrops Tonight 11. I’m So Lonesome I Could Cry
The Big O Roy Orbison Sings MGM Recordsk-69
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Roy Orbison / Roy Orbison's Many Moods
(1969) 約2年ぶりとなるロイ・オービソンの11枚目のアルバム。ウェズレー・ローズのプロデュース。 1968年のイギリス・ツアーの最中に、メンフィスにある自宅の火事で、2人の息子を失ってしまう。悲しみにどう向き合ってよいかわからないオービソンを支えたひとりに、ジョニー・キャッシュがいた。そして1969年の3月25日に、バーバラと結婚した。彼女もオービソンの復活を手助けしたひとりである。 このアルバムは、オービソンとビル・ディーズが書いた曲は3曲だけで、あとはカヴァーとなっている。 “Yesterday's Child”はこのアルバムのベスト・トラックかもしれない。ラストに収録されている“Try to Remember”も切なさを感じられる曲。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Truly, Truly, True 02. Unchained Melody 03. I Recommend Her 04. More 05. Heartache 06. Amy 07. Good Morning Dear 08. What Now My Love 09. Walk On 10. Yesterday’s Child 11. Try to Remember
Cry Softly, Lonely One The Big Ok-69