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Badfinger / Straight Up
(1971) バッドフィンガーの3rdアルバム。トッド・ラングレンが8曲、ジョージ・ハリスンが(T-5,6,7,9)の4曲をプロデュース。 もともとはジェフ・エメリックのプロデュースで録音が始まり、途中からジョージが加わり、最終的にはエメリックが外されてラングレンが引き継いでこのアルバムが完成となった。 “音の錬金術士”のラングレンによって、このアルバムは代表作に挙げられるが、全英チャートにはランクインしていない。後になってこのアルバムの評価が上がっていった。 もちろん、ジョージが参加していることで、ザ・ビートルズのエッセンスが織り込まれている。 ジョージ繋がりで“Day After Day”では、レオン・ラッセルが素敵なピアノの音色を聴かせてくれている。間奏のジョージのスライド・ギターもいい。 ハムがソングライティングの実力を開花させた感じがする、聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Take It All 02. Baby Blue 03. Money 04. Flying 05. I'd Die, Babe 06. Name of the Game 07. Suitcase 08. Sweet Tuesday Morning 09. Day After Day 10. Sometimes 11. Perfection 12. It's Over
No Dice Ass Apple Recordsk-69
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Badfinger / Magic Christian Music
(1970) アップル・レコードからリリースされた、バッドフィンガーのデビュー・アルバム。トニー・ヴィスコンティ、マル・エヴァンズ、ポール・マッカートニーのプロデュース。 1969年にジ・アイヴィーズとしてアルバム“Maybe Tomorrow”でデビューしていたが、レコード会社の方針で日本とドイツ、イタリアのみでリリースされていた。 バンド名をバッドフィンガーに変えてリリースされたこのアルバムは、“Maybe Tomorrow”から7曲と新曲7曲で構成されている。 メンバーはピート・ハム(vo,g)、トム・エヴァンズ(vo,g,b)、ロン・グリフィス(b)、マイク・ギビンズ(ds)で、レコーディングの最中にグリフィスが脱退したため、エヴァンズがベースを弾いている。 先行シングルでリリースされた“Come and Get It”はポール・マッカートニーが曲を書いていて、ポールとエヴァンズのプロデュースとなっている。全英のチャートで5位、全米で12位となった曲。 全曲を新曲で構成出来なかったのが、ちょっと残念な気がする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Come and Get It 02. Crimson Ship 03. Dear Angie 04. Fisherman 05. Midnight Sun 06. Beautiful and Blue 07. Rock of All Ages 08. Carry on Till Tomorrow 09. I'm in Love 10. Walk Out in the Rain 11. Angelique 12. Knocking Down Our Home 13. Give It a Try 14. Maybe Tomorrow
No Dice Apple Recordsk-69