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The Kinks / Muswell Hillbillies
(1971) RCAレコードに移籍してリリースされた、ザ・キンクスの9枚目のアルバム。レイ・デイヴィスがプロデュースを行なった。 このアルバムは移籍第1弾のせいか、ヴァラエティに富んだ曲を演奏している。アメリカのルーツ・ミュージックを、レイ・デイヴィスのフィルターに通して、ザ・キンクスが演奏するって感じだろうか。どことなくイギリス・テイストを感じられるのが、レイ・デイヴィスのお洒落なところかもしれない。 発売された当初の評価はあまり高いものではなかったが、年月が経つに連れて再評価されている、ワインのようなアルバムかもしれない。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. 20th Century Man 02. Acute Schizophrenia Paranoia Blues 03. Holiday 04. Skin and Bone 05. Alcohol 06. Complicated Life 07. Here Come the People in Grey 08. Have a Cuppa Tea 09. Holloway Jail 10. Oklahoma U.S.A. 11. Uncle Son 12. Muswell Hillbilly
Lola Versus Powerman and the Moneygoround, Vol. 1 Everybody's in Show-Biz RCA Victor Recordsk-69
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The Kinks / Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire)
(1969) コンセプト・アルバムとしてリリースされた。ザ・キンクスの7枚目のアルバム。レイ・デイヴィスのプロデュース。 もともとは、テレビ・ドラマ用にレイ・デイヴィスとジュリアン・ミッチェルによって脚本が書かれたが、ドラマの制作が中止となりアルバムだけがリリースされた。 デイヴィスの義理の兄アーサーが、イギリスからオーストラリアに移住したエピソードを、デイヴィスの風刺的な視点で描かれている。 前作の商業的な失敗を受けてのリリースとなったが、トリッキーな感じではなく直球を投げてきた感じのサウンドがいい。このアルバムから、ベースがジョン・ダルトンに代わっている。 アナログではB面の頭に収録されているは“Shangri-La”、デイヴィスらしいメロディー・ラインとなっていて、異なった2曲が1曲になった感じがしている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Victoria 02. Yes Sir, No Sir 03. Some Mother's Son 04. Drivin' 05. Brainwashed 06. Australia 07. Shangri-La 08. Mr. Churchill Says 09. She's Bought a Hat Like Princess Marina 10. Young and Innocent Days 11. Nothing to Say 12. Arthur
The Village Green Preservation Society Lola Versus Powerman and the Moneygoround, Vol. 1k-69