-
Isaac Hayes / Black Moses
(1971) アイザック・ヘイズの5枚目のアルバムは、ヘイズのニックネームをタイトルにした初のダブル・アルバムとなった。 今までバックで演奏していたザ・バーケイズは2曲だけの演奏となり、変わってジ・アイザック・ヘイズ・ムーヴメントがメインで演奏をしている。 カーティス・メイフィールドが2曲、バカラック=デヴィッドが2曲と良い選曲のカヴァーが充実していて、クリス・クリストファーソンがレイ・プライスに書いて多くのカヴァーを生んだ“For the Good Times”も歌っている。 ジャクソン5の“Never Can Say Goodbye”はシングル・チャートの22位となった。 ほとんどの曲が5分を超える感じだが、決して長くは感じないのは、ヘイズの歌心であったり演奏が良かったりするからだろう。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Never Can Say Goodbye 02. (They Long to Be) Close to You 03. Nothing Takes the Place of You 04. Man's Temptation 05. Never Gonna Give You Up 06. Medley: Ike's Rap II / Help Me Love 07. Need to Belong to Someone 08. Good Love 6-9969 09. Medley: Ike's Rap III / Your Love Is So Doggone Good 10. For the Good Times 11. I'll Never Fall In Love Again 12. Part Time Love 13. Medley: Ike's Rap IV / A Brand New Me 14. Going In Circles
...To Be Continued Joy Enterprisek-69
-
Isaac Hayes / The Isaac Hayes Movement
(1970) セルフ・プロデュースで、前作の流れを受けて録音されたアルバム。そのため長尺の曲が4曲収録と少ないが、充実した内容にアレンジされている。 ザ・バーケイズがバックを務めて良い演奏をしている。ヘイズのディープな世界を表現するのに、欠かせないバンドとなっている。 ジョージ・ハリスンが書いた“Something”のカヴァーの意外な展開には驚かされた。ストリングスやホーン、コーラスを効果的に使い音の厚みを増している。この曲も多くのカヴァーをされているが、世界観が全く違う感じがする。 “I Just Don't Know What to Do with Myself”は、またもやバカラック=デヴィッドのカヴァーで良いアレンジで演奏されている。 このアルバムは全米のソウル・チャートで1位となった必聴盤だろう。 《songlist》 01. I Stand Accused 02. One Big Unhappy Family 03. I Just Don't Know What to Do with Myself 04. Something
Hot Buttered Soul ...To Be Continued Enterprise Recordsk-69