Richard Thompson / 13 Rivers

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(2018)
リチャード・トンプソンのセルフ・プロデュースによる19枚目のアルバム。
一連のセルフ・カヴァー・アルバムが良かっただけに、期待値はマックスだったが、その期待に応えてくれた内容となっている。
サウンドは、アコースティックから大きくエレクトリックに振り切ったようで、マイケル・ジェローム(ds)、タラス・プロダニュク(b)、ボビー・ アイクホーン(g)をバックに、トンプソンのヴォーカルとギターの魅力が味わえる。わずか10日で録音されたようだが、ここ数年築きあげたバンドとの信頼関係がホントにいいのかもしれない。
そして、イチバン良いのは演奏に緊張感が感じられるところだ。ライヴ感とでも言うのだろうか?少ないテイクで録音されていると思われるので、どの曲にもスリリングな気配を感じてしまう。構築された音作りもいいが、やっぱりライヴ感はいい。
トンプソンの魅力が発揮されている、聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. The Storm Won't Come
02. The Rattle Within
03. Her Love Was Meant for Me
04. Bones of Gilead
05. The Dog in You
06. Trying
07. Do All These Tears Belong to You?
08. My Rock, My Rope
09. You Can't Reach Me
10. O Cinderella
11. No Matter
12. Pride
13. Shaking the Gates

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