Donnie Fritts / June: A Tribute To Arthur Alexander

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(2018)
2015年のアルバム“Oh My Goodness”以来となる約3年ぶりのドニー・フリッツの5枚目のアルバム。
タイトルのジューンはジャケで一緒に写っているアーサー・アレキサンダーのニックネームで、時代を共に歩いたアレキサンダーへのトリビュート・アルバムとなっている。
タイトル曲の“June”はこのアルバム唯一のオリジナル曲で、フリッツとアレキサンダーの思い出を歌っている。残りの9曲はアレキサンダーが書いた曲や、共作などを録音している。2人に縁の深いマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオで録音されているのも嬉しく感じたりする。
アレキサンダーの最大のヒット曲で、ザ・ローリング・ストーンズのカヴァーが有名な“You Better Move On”は味わい深いアレンジで歌われている。
どの曲もアレキサンダーとの思い出を懐かしみ、溢れる思いをメロディーに乗せている感じがして聴いているこっちもグッときてしまう。
多くの人に注目されないアルバムかもしれないが、このアルバムを聴いた人のココロに深く残るアルバムだと思う。
素敵なアルバムをありがとう…。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

哀悼…マッスル・ショールズのミュージシャン/ソングライター/俳優、ドニー・フリッツが8月27日に死去。76歳でした。

《songlist》
01. June
02. In the Middle of It All
03. You Better Move On
04. All the Time
05. I'd Do It Over Again
06. Come Along with Me
07. Lonely Just Like Me
08. Soldier of Love
09. Thank God He Came
10. Adios Amigo

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