Bettye LaVette / Things Have Changed

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(2018)
ヴァーヴ・レコードに移籍してリリースされた、ベティ・ラヴェットの約3年ぶりとなる9枚目のアルバム。スティーヴ・ジョーダンのプロデュース。
“Things Have Changed”のタイトルから想像出来る人が多いだろうが、このアルバムはボブ・ディランのカヴァー・アルバムとなっている。
基本のセットはスティーヴ・ジョーダン(ds)、ピノ・パラディーノ(b)のリズム隊に、レオン・ペンダーヴィス(p)、ラリー・キャンベル(g)という布陣で録音されている。
おそらく…ジョーダンやキャンベルが選んだ曲の中からラヴェットが歌っているのだろうが、かなり幅広いマニアな選曲となっている…でもそれがいい仕上がりになっている。ラヴェットの歌声を活かした出過ぎない演奏は絶品であるし、曲によってはラヴェット仕様にアレンジされている。
さらに“It Ain't Me Babe”と“Political World”ではキース・リチャーズ、“What Was It You Wanted”ではトロンボーン・ショーティーとアイヴァン・ネヴィルがゲストで参加している。
国内盤がリリースされていないので、多くの人に注目される感じではないが、聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Things Have Changed
02. It Ainʼt Me Babe
03. Political World
04. Donʼt Fall Apart on Me Tonight
05. Seeing the Real You at Last
06. Mama, You Been on My Mind
07. Ainʼt Talkinʼ
08. The Times They Are A-Changinʼ
09. What Was It You Wanted
10. Emotionally Yours
11. Do Right to Me Baby (Do Unto Others)
12. Going, Going, Gone

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