A.J. Croce / Just Like Medicine

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(2017)
ジム・クロウチの息子A.J. クロウチの9枚目のアルバム。ダン・ペンのプロデュース。
クロウチの希望により、アナログ・テープを使ったモノラル録音で録音されている。プロデューサーにダン・ペンを起用したのはそのためである。
ジム・クロウチが生前に次のアルバムのために書いた“Name Of The Game”、故レオン・ラッセルとの共作“The Heart That Makes Me Whole”を収録している。“Name Of The Game”ではヴィンス・ギル、“The Heart That Makes Me Whole”では、スティーヴ・クロッパーがギターで参加している。
“Full Up”はダン・ペンとの共作で、ペンはバッキング・ヴォーカルで参加している。ピアノをメインとしたラグタイム調のサウンドは、懐かしさを感じられる仕上がり。
この3曲以外はクロウチが書いていて、そのどれもがいい感じの古さを持っているようだ。クロウチのいろんなこだわりがいい方向で出ている気がする。そこにデヴィッド・フッド(b)、ブライアン・オウイングス(ds)やマッスル・ショールズ・ホーンズ、コーラスのザ・マックレイ・シスターズが大きく関わっていることは言うまでもないが…。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Gotta Get Outta My Head
02. The Heart That Makes Me Whole
03. Name of the Game
04. Cures Just Like Medicine
05. Move On
06. The Other Side of Love
07. Full Up
08. I Couldn't Stop
09. Hold You
10. The Roads

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