Steely Dan / Countdown to Ecstasy

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(1973)
スティーリー・ダンの2ndアルバム。ゲイリー・カッツのプロデュース。
このアルバムから、ドナルド・フェイゲンがリード・ヴォーカルを全曲で取るようになった。そのため、サウンド面の統一感を取れている感じがする。デヴィッド・パーマーはコーラスとして参加しているが、アルバムのクレジットからは外されている。
そして、ヒット・シングルが無いのに全米チャートで35位を記録している。コンサートの合間にセッションを行なっての録音という緊張感が、クオリティーの高い内容を生んだのだと思える。
代表曲のひとつの“Show Biz Kids”では、リック・デリンジャーがゴキゲンなスライド・ギターを弾いている。
“Razor Boy”は、ジャズ・ベースの巨匠レイ・ブラウンがストリング・ベースを弾いている。ヴィクター・フェルドマンのヴィブラフォンが印象的である。
スティーリー・ダンの他のアルバムが、突出している感じなのでちょっと地味な扱いになっているが、聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Bodhisattva
02. Razor Boy
03. The Boston Rag
04. Your Gold Teeth
05. Show Biz Kids
06. My Old School
07. Pearl of the Quarter
08. King of the World

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