The Hollies / Hollies Sing Dylan

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(1969)
ボブ・ディランのカヴァーを歌っている、ザ・ホリーズの8枚目のアルバム。ロン・リチャーズのプロデュース。
前作でグラハム・ナッシュが抜けたため、テリー・シルヴェスター(vo,g)が加入したため、アラン・クラーク(vo)、トニー・ヒックス(vo,g)、バーニー・カルヴァート(b,key)、ボビー・エリオット(ds)の5人での録音となった。
1968年11月4〜6日の3日間で録音されている。
若干過剰とも思えるポップなアレンジが、新生ザ・ホリーズの方向性だったのかもしれない。キャリアを振り返るとこの方向転換は不自然な感じもする。しかし、ディランの曲のクオリティーの高さがそれを払拭させているようだ。
あまり注目されていないが、ザ・ホリーズ売りのコーラス・ワークのクオリティーは相変わらず高い。ナッシュが抜けてもレベルが落ちないのは、シルヴェスターの加入が大きかったと思える。
まぁ、誰が歌ってもディランの影を感じてしまう、ディランの曲が好きなのかもしれないが…。
聴いておきたいカヴァー・アルバムのひとつ。

《songlist》
01. When the Ship Comes In
02. I'll Be Your Baby Tonight
03. I Want You
04. This Wheel's on Fire
05. I Shall Be Released
06. Blowin' in the Wind
07. Quit Your Low Down Ways
08. Just Like a Woman
09. The Times They Are A-Changin'
10. All I Really Want to Do
11. My Back Pages
12. Mighty Quinn (Quinn the Eskimo)

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