The Kinks / Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire)

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(1969)
コンセプト・アルバムとしてリリースされた。ザ・キンクスの7枚目のアルバム。レイ・デイヴィスのプロデュース。
もともとは、テレビ・ドラマ用にレイ・デイヴィスとジュリアン・ミッチェルによって脚本が書かれたが、ドラマの制作が中止となりアルバムだけがリリースされた。
デイヴィスの義理の兄アーサーが、イギリスからオーストラリアに移住したエピソードを、デイヴィスの風刺的な視点で描かれている。
前作の商業的な失敗を受けてのリリースとなったが、トリッキーな感じではなく直球を投げてきた感じのサウンドがいい。このアルバムから、ベースがジョン・ダルトンに代わっている。
アナログではB面の頭に収録されているは“Shangri-La”、デイヴィスらしいメロディー・ラインとなっていて、異なった2曲が1曲になった感じがしている。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Victoria
02. Yes Sir, No Sir
03. Some Mother's Son
04. Drivin'
05. Brainwashed
06. Australia
07. Shangri-La
08. Mr. Churchill Says
09. She's Bought a Hat Like Princess Marina
10. Young and Innocent Days
11. Nothing to Say
12. Arthur

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