Mott the Hoople / Mott the Hoople

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(1969)
アイランド・レコードからデビューした、モット・ザ・フープルの1stアルバム。ガイ・スティーヴンスのプロデュース。
サイレンスというバンドが前身となっているが、バンドのデビューにあたってオーディションを行い、ヴォーカリストのイアン・ハンターが加入した。
イアン・ハンター(vo)、ミック・ラルフス(g)、ヴァーデン・アレン(org)、ピーター・ワッツ(b)、デイル・グリフィン(ds)の5人。
ザ・キンクスの“You Really Got Me”、ダグ・サームの“At the Crossroads”、ソニー・ボノの“Laugh At Me”とアルバムの頭から3曲のカヴァーが収録されている。“You Really Got Me”は演奏だけとなっている。
この3曲に続いて収録されている“Backsliding Fearlessly”はハンターの曲だが、ボブ・ディランが歌ってもいい感じの曲。
“Rock and Roll Queen”はこのアルバムで、いちばん好きなロック色が濃い曲だ。
10分を超える“Half Moon Bay”はバンドの演奏力を示す感じとなっているが、もったりした空気感がイマイチ…。
方向性がはっきりとしていない気もする内容だが、アメリカの音楽に憧れているイギリス人って感じの内容は好きかもしれない。
聴いておきたいデビュー・アルバムのひとつ。

《songlist》
01. You Really Got Me
02. At the Crossroads
03. Laugh at Me
04. Backsliding Fearlessly
05. Rock and Roll Queen
06. Rabbit Foot and Toby Time
07. Half Moon Bay
08. Wrath and Wroll

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