Neil Young + Promise of the Real / Earth (ORS 47)

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(2016)
ニール・ヤングの新しい試みとしてリリースされたアルバム。ジョン・ハンロンとヤングのプロデュース。
基本はプロミス・オブ・ザ・リアルと行っている“レヴェル・コンサート・ツアー”からのライヴ演奏なのだが、SEやコーラスを後から付け足している。雷鳴から雨音、カエルの鳴き声にヤングのハーモニカ、オルガンと続いてくる“Mother Earth (Natural Anthem)”で始まるが、この曲は、オリジナルの“Ragged Glory”でもライヴ録音だった。
2曲目の“Seed Justice”は2015年9月19日に初めてライヴで演奏された新曲。
3曲目の“My Country Home”は“Ragged Glory”に収録されていた曲で、当時は“Country Home”と表記されている。イントロのカラスや鶏の鳴き声がいい。
“Western Hero”や“Vampire Blues”、“Hippie Dream”といった曲が収録されているのもヤングらしい選曲。
ヤングはアルバムをリリースして終わりって感じでは無く、昔の曲の中から今歌いたい曲をうまくチョイスして、新たなメッセージとしてライヴで演奏している。決してベスト・アルバムのような選曲にならないのが本当に良い。
“Love & Only Love”は、30分近くの怒涛の演奏がたまらなく良い。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
disc: 1
01. Mother Earth
02. Seed Justice
03. My Country Home
04. The Monsanto Years
05. Western Hero
06. Vampire Blues
07. Hippie Dream
08. After the Gold Rush
09. Human Highway
disc: 2
01. Big Box
02. People Want to Hear About Love
03. Wolf Moon
04. Love and Only Love

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