Ry Cooder / The Slide Area

0

(1982)
ライ・クーダーの9枚目のアルバム。ジム・ディッキンソンとの共同プロデュース。
“UFO Has Landed in the Ghetto”と“I'm Drinking Again”は盟友ジム・ケルトナーとの共作となっている。
このアルバムでは4曲の重要なカヴァーがある。
ひとつめはボブ・ディランの未発表曲“
I Need a Woman”で、後に“The Bootleg Series Vol.1~3”に収録された。ライのスライド・ギターが堪能出来る。
ふたつめはカーティス・メイフィールドの“Gypsy Woman”だ。ゴスペル調のコーラスがいい出来となっている。
3つめは“Blue Suede Shoes”で、新解釈されたブルージーな仕上がりとなっている。演奏はかなり楽しそうで、間奏ではライの呼びかけから始まるディッキンソンのピアノ・ソロを聴くことが出来る。
最後はジェームス・カーが歌った“That's The Way Love Turned Out For Me”だ。決して上手いとは言えないライのヴォーカルだが、かなり味のある仕上がりとなっている。ニック・デカロがストリングスのアレンジを行っている。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. UFO Has Landed in the Ghetto
02. I Need a Woman
03. Gypsy Woman
04. Blue Suede Shoes
05. Mama, Don't Treat Your Daughter Mean
06. I'm Drinking Again
07. Which Came First
08. That's the Way Love Turned Out for Me

Default