近鉄 800系

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■実車について
 生駒トンネルの断面制限により、車長15mの小型車の宝庫であった近鉄奈良線ですが、高度成長期のドーナツ化現象の加速によって、輸送容量の拡大が大きな課題となっていた昭和30年初頭に、車長18mの中型車、スイスシュリーレン社との技術提携による軽量化をはかった車両として登場しました。最終的には4両6編成の24両が製造され、大阪-奈良間の無料特急として大活躍しました。近鉄奈良線はさらなる輸送容量拡大策として、新生駒トンネルの開通による20m大型車の大量導入によって問題解決を行った結果、800系は京都・橿原線へ、さらに生駒線、田原本線へと活躍の場所を移して行きました。一部の編成は2両化、狭軌化して880系となり、伊賀線でも活躍しました。

■模型について
 モデルパーツMIKIから真鍮のキットとして発売されました。購入後20年以上経過してなおキットのまま箱の中で眠っています。
 このメーカーのキットは、プレスに自信を持っており部品通しの合わせがピタリと決まりクオリティーは非常に高いです。

2021年1月17日

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