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文祥堂 デスクペン
文祥堂は大正期からのオフィス器機メーカー、オリジナル文具の取り扱いも数多く、この万年筆(スタンド)もそんな中の一つなのでしょうね。インクを入れた形跡は無く、数十年眠っていたのにたたき起こされ、まさか第一線でこき使われるとは思っていなかったでしょう。インクサックは硬化して、取り出しには一昼夜。ペン先は14k細字。ボディはエボナイト製バランスが良く持ちやすいペンですがペン先は柔らか過ぎで私には如何ともしがたい。
万年筆 文祥堂貴方の手は何時も青い♡
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PILOT Custom 74 B
言わずと知れたCustom74(太字)、まぁびっくり、書き易い事この上ない。今迄細字を使っていましたが、最近太字に魅了されて各社の太字を調査中。 長く使われていない万年筆は外見は綺麗になっていてもペン芯やペン先のスリットに古いインクがこびり付いている事が多いので私は入手した万年筆は可能な限り分解してペン芯をよくブラシで洗浄します、また芯中央のスリットは楊枝等で残ったインクを浮かせて洗う様にしています。するとインクの出が良くなりストレス無く書き出せます。もし途中で掠れたりする場合お試しあれ。 74はモンブランクラシックに次ぐ長期使用している万年筆です、元々超高筆圧だった矯正の為に万年筆を使う様になり、モンブランなどはペン先が広がり販売店にペン先調整を何度もお願いして戻して貰いました。ところが74は一度も調整していない!なんと云う耐久性なんだろう、数十年無調整で未だに書き易くフローも抜群な上に安い!もし次の万年筆を物色中なら無条件におすすめします。そして数十年を経て太字を入手した感想は、PILOT74はGreat!はぁ〜太字は書いていて楽しい!
万年筆 PILOT貴方の手は何時も青い♡
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MONTBLANC 254 OB
254の恐らく中期型でキャップリングの刻印に☆254☆が有るので、1957〜1959、インク窓はクリアなので中期の前期1957〜8ではないかと推測。ペン先はオブリーク太字(傾斜文字)所謂斜体文字用で太字 表記はOB(oblique)漢字を書くと横が太く縦は細くなります。万年筆のフォルムはもうポヨンとした葉巻き型、何処を取っても角が無く素晴らしい。当時のセカンドラインとはいえ、充分高級筆記具なので今使っても気持ちよく書けますね、基本は太字ですが流石に此方は常用組にははばかられるのでインクを入れてサイン用にデスクトップ待ち。最近改めて使ったところ、どうやら普段使いも書き易い、、、。オブリリーグのペン先は漢字もしっくり来ますよ。
万年筆 MONTBLANC 1950年代貴方の手は何時も青い♡