小杉武久 『グループ音楽』の限定CD

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日本初の集団即興音楽を始めたグループ、「グループ音楽」の限定500部でリリースされたcDです。
録音は1960年5月8日と61年9月15日。前者はメンバーの水野修孝の家で、後者は草月会館ホールでのライブの録音、全3曲収録。当時東京芸術大の学生だった小杉武久が中心となって活動していた彼らは、当然、のちのタージ・マハール旅行団の前身と言ってもいい存在ではないでしょうか。楽器だけではなく椅子や電気掃除機までを音源として、そこにテープなどによるコラージュを用いるなど、およそ「そちらの系統」では考えられる限りの定番を早くも実践しています。

そして実は当時こそ、最も先鋭的で過激で先進性に富んだ音楽実験が行われていたのではないかと思います。ネオ・ダダ、フルクサス、草月会館、などのキーワードは60年前の方が豊かな余裕の或る「未来」だったのではと思わずにいられません。#小杉武久 #タージ・マハール旅行団 #CD

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