奇盤中の奇盤。「よど号の歌」どうかしております。

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千曲正一なる人物による、おそらく1971年頃の自主製作シングル。「羽田を飛び立つ天使の翼/よど号だけが想いでを運んだ/平和を奏でるピョンヤンの街を/東京、ソウル、ビョンヤンの空よ/世界を結ぼう 宇宙を結ぼうよ」
といった歌詞をイムジン河さながらのトーンで歌い上げるのです。これはこれで徹底した信念のなせるわざ、割り切っていて爽やかですらあります。飛行機のっとって何が悪いと歌ったアングラ・フォークの人もいましたし。しかしそれにしても、何も日朝友好のための親善大使じゃないんだから、赤軍派。何も南北朝鮮との平和を日本人が希求して飛び立ったんじゃないんだから、よど号。機体は後にストーンズのツアーに使用されたとしても、そんなことはどうでもよろしいか。本来はキューバに行きたかったが不可能だったのでピョンヤンにしただけなのに。しかしそれにしても、あの事件をここまでの思い込み曲解し作品化したレコードがあったなんて驚きます。日本中の耳目を集めた大事件を、よりによって日本と南北朝鮮の「平和の架け橋「」として理解するとは。嘆息。#カルト歌謡  #アナログレコード #日本赤軍 #裸のラリーズ #よど号事件

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    kyusha_fan

    2021/06/14 - 編集済み

    無いだろうと思ってApple Musicで検索してみましたがやはりありませんでした。ちょっと聴いてみたかったです。

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      揖斐是方

      2021/06/14

      コメントありがとうございます。そうですか、こういう類いの楽曲は、やはりフィジカル以外での頒布は進んでいないんでしょうね。内容そのものが問題視されてもおかしくないわけですし。(笑)

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