2種類の「ウォーク・アウェイ/ジェームズ・ギャング」シングル盤

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同じ曲が違うレコード会社で、ジャケット違いで二種類販売されていたケースは、御記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか。物によっては、同時期に店頭に出回っていて、同じコーナーに入っていたりしました。有名なところではキングとポリドールのプロコル・ハルム「青い影」、東芝とポリドールのTレックス「ゲット・イット・オン」とか。みな、本国でのレーベル移籍だの出版社の権利移譲などに起因するのでしょうが、ユーザーとしてはそんなことよりも、ジャケットなどの選べる愉しさが伴っていました。このジェームズ・ギャング盤二種も、日本での販売元の移動からこうなり、キングからリリースされた左のものが最初のようです。楽曲そのものは日本ではヒットしませんでしたが、マウンテンやBOCやZZトップなどに通ずる、シングル尺のコンパクトな時間の中で、ポップでキャッチーなメロディとバンド本来の豪快でハードなサウンドの併存に成功している佳曲です。今やサー・リチャード・スターキー翁の義弟として行動をともにする感の強いウォルシュですが、そりゃあイーグルス「カリフォルニア」でのソロで有名なのも当然ですが、まだイーグルス加入前夜のパワートリオで頑張っていた時期のこの名曲、忘れがちになっている感強く、残念ではあります。さすがにもう大統領選にはかつてのようには出馬しないのかな笑。

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