講談社インターナショナルNST企画室 ワールドスタンプブック 怪獣の世界 当時物
昭和50年代前半に講談社インターナショナルより発売された、「ワールドスタンプブック 怪獣の世界」です。
『ウルトラQ』から『ウルトラマンレオ』までに登場した怪獣(ヒーロー・宇宙人・円盤を含む)のスタンプカード(全324種類・一袋にランダムで8枚入り)をアルバムに貼り付け、自分で完成させるスタイルのこの怪獣図鑑は、当時の男児の怪獣魂とコレクション魂の両方を刺激して大ヒットした、言わば今のトレーディングカード的な要素を備えたアイテム。『ウルトラマンレオ』放映終了後のウルトラシリーズ空白期に発売された商品ということで、これで初めてウルトラシリーズに触れた、という方も多いのではないでしょうか。
「ワールドスタンプブック 怪獣の世界」は、怪獣図鑑としても秀逸でした。
普通ならQ・マン・セブン...と番組別に分類するところを、古代怪獣なら「生きていた古代怪獣」、侵略宇宙人なら「見知らぬ来訪者」、地底怪獣なら「地底よりの叫び」と、怪獣(宇宙人)の特性に合わせた分類の仕方が画期的でした。
特に好きだったのは、宇宙人たちの円盤を集めた「果てしない宇宙から」のページ。なかなか本でも取り上げられる機会の少ない物なので、これは資料としても貴重でしたね。
『ワールドスタンプブック 怪獣の世界』が発売されたのは『ウルトラマンレオ』の放映終了後、ブラウン管からウルトラの火が消えた昭和50年。
それから昭和52~3年のコロコロコミックでの内山まもる氏の「ザ・ウルトラマン」や朝日ソノラマのファンコレなどによる第3次怪獣ブームが来るまで、私たちが決してウルトラマンのことを忘れなかったのは、この「ワールドスタンプブック 怪獣の世界」によるところが大きいと思います。
私にとってはケイブンシャの「原色怪獣怪人大百科」と並ぶ“心のバイブル”です。
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