大冒険
コメディ映画としては時代を考えるとかなり頑張った作品です。特にアクションは「うちの植木を殺す気か！」と怒られたエピソードがあるように植木等がアクション役者でない事を考えると相当無茶をしています。ただそれで映画が盛り上がるかと言うとクレージーキャッツの映画としては微妙な評価になってしまうのです。やはりクレージーのメンバーが口八丁手八丁で状況を何とかしてしまう面白さが、本作では植木等が超人的な活躍をしてしまうので削がれてしまった感があります。物事をオーバーにするのがギャグの基本ですが意外に実行するのは難しいものです。
