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アイリーン・カッスル Irene Castle (1896 - 1973) 米

黄金期ハリウッドを代表するダンス・デュオ、
フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースには
『カッスル夫妻』(1939年)という作品があります。

RKO社でのアステア&ロジャース見納めとなった一作で
ミュージカル愛好家、特にアステア・フアンからの評価が低いことでも知られています。
他の諸作がオリジナルソングを中心とした歯切れの良いコメディであるのに対し、
『カッスル夫妻』は戦前の実在ダンサーをベースにした伝記映画で
オリジナル楽曲がほとんどなく、物語の結末が暗いのが原因でしょうか。

1910年代文化に興味があると話は変わってきます。
ヴァーノン&アイリーン・カッスル夫婦はこの時期、
往時のアステア&ロジャースをはるかに凌駕する社会現象となっていて
特にアイリーンは当時の女性で初めてショートカット/ボブヘアを
公に認知させたファッション・アイコンとして大きな影響力をもっていました。

『カッスル夫妻』で描かれていたように
第1次大戦中、夫ヴァーノンの従軍中にアイリーンは映画界に進出。
愛国主義色の濃い『パトリア』(1917年)という連続活劇で主演を務めます。
胡散臭いアジア人を演じたらピカイチの名優ワーナー・オーランドが悪役を
美形男優ミルトン・シルズがヒーローを演じた活劇はハラハラドキドキ感は弱いながら
アイリーンの洗練された存在感が発揮された秀作となっていました。

何も知らずに『パトリア』を見て、調べ物をしてから『カッスル夫妻』を観賞、
無性にサイン物が欲しくなって探し回っていたところ
すでに何度か紹介している仏コレクター、アンドレ・ジュニオ氏が旧蔵していた絵葉書が
売りに出されているのを発見、前回のナオミ・チルダースも同氏の所有物で
いやはや、この人も凄いなぁと舌を巻きました。 #サイン #autograph #1910年代 #連続活劇 #1930年代 #usa #女優 #アンドレ・ジュニオ・コレクション

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