-
AUTO CHINON MULTI − COATED 55mm F1.4
カラフルなロゴが特徴的なチノンブランドの大口径標準レンズ。チノン銘だが富岡光学のOEMと言われており、多数の派生型があるモデルである。 このモデルは1970年代後半のもので、所謂「富岡の55mm F1.4」の中でも最末期の製品の一つである。 「富岡の55mm F1.4」は最初期のモノコートから末期のマルチコートまで複数持っているが、いずれもボケがきれいで開放だとトロトロになるのが魅力。マルチコートモデルは更にコントラスト高めでモノコートモデルと比べ発色も改善されていると思う。 この個体は昨年後半にヤフオクで入手。レンズ内の状態が若干悪いところもあるが、撮影に支障はないのでそのまま使っている。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/29 #オールドレンズ #標準レンズ #チノン #富岡光学 #AUTO_CHINON_MULTICOATED_55mm_F1.4
オールドレンズ CHINON チノン 25,000円ぐらいgs151h
-
TEFNON 28mm F2.8
小堀製作所のブランド、TEFNONの広角レンズ。 といってもご存じの方は50代以上の方かと。 小堀製作所はもともとキヤノンの協力会社だったようで、New FDの世代のいくつかの単焦点レンズは小堀製作所が供給していたともいわれています。 現在でもOEMでデジタルカメラ用のレンズを供給しているようで、ホームページもあります。 その小堀製作所は、1980年代、カメラ雑誌に、TEFNONブランドのズームレンズの広告が掲載していました。 このレンズは、ズームレンズとともに販売されていたもので、他のサードパーティメーカーと同様、複数マウントが準備されていたようです。 この個体はミノルタMDマウントになります。 また、このレンズのKマウント版は、PENTAXとRICHO、両方のプログラムAEに対応できるよう、電子接点を2系統持っているバージョンがあるようです。 しかも、OEMでRICHOに供給されるようになったため、RICHO銘のレンズであるにもかかわらず、PENTAXのプログラムAEで使えるという個体もあるとか。 なかなかユニークなレンズです。 写りのほうはなかなかシャープ。一説には、防犯カメラ用のレンズを転用したとの話もあるようです。 RICHOへのOEMバージョンは時々見かけますが、TEFNONブランドは意外と見かけません。 出ても安価なようで、この個体は新宿のラッキーカメラさんから取り寄せましたが、6,600円でした。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/27 #オールドレンズ #広角レンズ #TEFNON #小堀製作所 #TEFNON_28mm_F2.8
オールドレンズ 小堀製作所 6600円gs151h
-
Planar 1.4/50 Rollei HFT(最終型 made in Germany)
ドイツのローライが35mm一眼レフ用に準備した標準レンズ。 元々、ローライの35mm一眼レフは、ツァイス・イコンが一眼レフ製造を撤退した際の設備や技術を引き取り、開発をした関係で、初期はカールツァイスからレンズの供給を受けていた。このレンズはその名残といえるもの。 ローライはシンガポールに自社工場を作った際に、多くのレンズの製造を自社のシンガポール工場に移転、「標準レンズの帝王」ことPlanar 1.4/50も例外ではなく、シンガポール工場に移転し、レンズ銘からツァイスの名称もなくなった。 しかし、安価で高性能な日本製一眼レフカメラに太刀打ちできず、シンガポール工場は閉鎖、その後ローライ自身も倒産してしまいます。 この個体は、ローライが一度倒産した後、規模を縮小して再建されてからの製造と思われる。シリアル番号から推察するに、ごく初期のロットと思われる。 ヤフオク!で比較的安価に買ったが、届いてびっくりのほぼ未使用品。元箱に日本語のご愛用者カードが入っていたことから、再建後すぐの製造分は、日本向けに出荷されているようだ。 HFT(コーティングの名前)の赤がきれい。コンパクトでTECHARTの-EA7との相性も良く、AFレンズ感覚で使えることから、ヤシコンプラナーよりも持ち出すことが多い。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/21 #オールドレンズ #標準レンズ #Rollei #HFT #Planar_1.4/50_Rollei_HFT
オールドレンズ Rollei 20,000円位gs151h
-
SMC TAKUMAR 50mm F1.4
PENTAXのM42マウント時代の上級標準レンズ。数が出たレンズだけあり、入手は楽。ただし、所謂「アトムレンズ」なので黄変している個体が多い。 この個体はヤフオクにて、分解清掃済み、黄変軽減(紫外線照射)済みを手に入れたもの。カラーバランスも問題なく、ガンガン使える1本。 描写は柔らかめ、ボケも条件によっては荒れ気味だが、それがオールドレンズらしくて良いという面もある。 オールドレンズ入門用にもおススメですね。
オールドレンズ 旭光学 10,000円位gs151h
-
Micro-Nikkor-P Auto 55mm F3.5
ニコンの標準マクロレンズ。ニコンではマクロレンズを伝統的に「マイクロ」と名付けている。 1960年代からあったレンズだが、このモデルは1970年代初頭のもの。 マクロレンズは元々書類の複写など、特殊な用途向けのレンズだが、このモデルあたりから標準レンズの代わりに使うという用途も生まれてきた。 モノコートだが、ダイヤモンドカットの滑り止めがヘリコイドに施されており、モダンな印象を受ける。 モノコートなので、シャドー部がやや潰れ気味な印象を受けることもあるが、描写は今でも通用すると思う。 この個体はカメラのキタムラネット中古で見つけたもの。ヘリコイドのグリス切れはあるが、その他は問題なし。6,000円ほどで入手したがかなり安いと思う。MFでいいのでマクロレンズを、という方にもおすすめできるレンズである。 このレンズを使った作例はこちら https://muuseo.com/gs151h/diaries/12 #オールドレンズ #マクロレンズ #ニコン #Micro-Nikkor-P_Auto_55mm_F3.5
オールドレンズ Nikon 6000円gs151h
-
Nikkor-S Auto 5㎝ F2
1959年発売開始、ニコンFマウントの標準レンズとしては初めて5㎝(50㎜)を達成したレンズ。 明るいレンズは、技術的制約から50㎜より長い焦点距離(5.8㎝)を標準レンズとしていた。 当時としては性能が良いものとされていたようだが、開放値が明るくないレンズであるにもかかわらず、レンズ枚数が多いこともあり、5年ほどで後継の「Nikkor-H Auto 50mm F2」にバトンタッチしている。 この個体はNikon Dfでの使用を前提に購入した非Aiマウント(基本的に非AiのレンズはAi改造品を買うことにしているが、このレンズは純正改造不可だったもの)だが、絞りリングの所謂スカート部が長く、装着はできるが絞り操作がほとんどできないというもの。マウントアダプター経由でミラーレス一眼で使用する予定だが、まだ使用には至っていない。 #Nikkor-S_Auto_5㎝_F2 #オールドレンズ #ニコン
オールドレンズ Nikon 25,000円位gs151h