大百怪 第四巻 No.10 べとべと

0

《物語》
電灯もまばらな夜の田舎道。ゴム草履を履いた少年が、とぼとぼと歩く。ペタ、ペタ、ペタペタ、ペタペタ……。同じような足音が後ろから聞こえる。立ち止まって後ろを見るが、誰もいない。「べとべとさん、先へお越し──」勇気を出していってみた。また歩き出す。ペタ、ペタ、ペタ……。もう一つの足音は消えていた。

#妖怪
#水木しげる
#ゲゲゲの鬼太郎

Default