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神レンズ !! コダック・バンタムスペシャル EKTAR 45mm F2 Nex_Ver.
《 神レンズ 》「コダック・バンタムスペシャル」EKTAR 45mm F2 搭載、1936年生まれのカメラです。 軽合金による一体成形ボディの先駆けであり、そして工業デザインという名のアート作品 「アールデコデザイン」(世界ではじめて?)纏ったカメラだと思います。 デザインの魅力もさることながら、搭載しているエクターレンズは頗る評判が高いです。 エクターのなかでも、本機とカートン用エクターは、神格化されています。 本カメラの難点は、専用の828フィルムは既に生産中止され、入手が不可能に近いです。 いくら神レンズ搭載と言われても、撮影出来なければ、ただの箱、オブジェになってしまいます。 そこで、EKTAR 45mm F2 のレンズをボディから取り出して、ソニーαEマウントアダプターに改造しました。 レンズのベースは、アルミ無垢材から削り出して、M42にねじ切りして、M42スクリューマウントにしました。 直進ヘリコイドアダプターの仕様で、約10cm〜∞まで、ピントが合います。 ワンちゃんの毛並みが何とも言えない、艶を帯びています。 女性のポートレートなら、黒髪が妖艶な艶を醸し出し、肌が艶めかしい色合いを表現します。 #コダック #エクター #NEX #カスタムレンズ
カスタムレンズ NEX コダックFortune Lens
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オリンパスペン Olympus F.Zuiko 3.2cm F1.9 Nex
「プロ仕様のペン」ペンシリーズの高級機種、オリンパス・PEN-Dのカメラに与えられたキャッチコピーです。 F.Zuiko 3.2cm F1.9は、ガウス型の4群6枚構成、絞り開放の中心部167本、周辺100本/mm位と解像度が高く、歪曲収差は最大1%程度と小さく、ハーフサイズ、コンパクトカメラに、ハイスペックのレンズです。 予てから改造に取り組んでいたのですが、この程やっと完成したので、コレクション掲載することとなりました。 オリンパスペンと、ペンF、同じハーフサイズカメラだから同じ様に改造出来ると考えていましたが、甘かったです。ペンFは一眼レフカメラ、レンズ交換のためにフランジバックが余分に設計されていますが、オリンパスペンは、固定レンズカメラ、フランジバックがまるでありません。レンズ設計がまるで違っていました。 始め、オリンパスのレンズだから、オリンパスのPen-DのM4/3マウントを考えたのですが、フランジバック0mm装着できるわけが無く諦めました。NEXマウントで、0.8mmのフランジバック、0.8mmの厚さにレンズを固定するか、接着剤の厚み0.05mmの厚みでも、無限大が出ませんでした。 頓挫したまま1年…… 最終的にアルミ溶接にたどり着き、レンズを固定することに成功しました。 オリジナルのヘリコイドを生かしたので、操作感は当時のPEN-Dそのもので、デジタルカメラでF.Zuiko 3.2cm F1.9が、楽しめるようになりました。 PEN-D3のF.Zuiko 3.2cm F1.7のNEX Ver.も作って、撮り比べが楽しみです。
カスタムレンズ NEX オリンパスペンFortune Lens
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KODAK Enlarging Ektar 100mm F4.5
エクターのレンズに魅せられると、切りが無い! KODAK Enlarging Ektar 100mm F4.5、引き伸ばし機のレンズです。 100mmなので、69判、4x5用です。 引き伸ばし機の蛇腹は結構伸びるので、焦点距離が違っても対応できますが、カメラのヘリコイドでそこまで伸びるのが無いので、VIVITARの天体望遠鏡のヘリコイドプラスEOSヘリコイド、ダブルヘリコイドで、無限大から30cmまで接写できるようにしました。 最近手にしたフードは、フードで本体の絞りが変えられるエクステンションバーが付いています。 多分、グラフレックスエクター用のフードと思われます。 左のレンズは、RETINA 1Aから取り出した、EKTAR 50mm F3.5です。 #コダック #NEX
カスタムレンズ NEX コダックFortune Lens
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密かな、マイブーム、バブルボケレンズを探せ!!
密かな、マイブーム、バブルボケレンズを探せ!! カメラを収集していると、壊れたカメラも一杯出て来ます。 シャッターが切れなくなっても、レンスが生きていれば、 レンズを取り出して旋盤でマウントアダプターを作っています。 改造したレンズで、バブルボケが出たりすると、チョットニンマリしてしまいます。 コーワのカメラは、レンズシャッターのカメラが多いので、 現在では稼働するカメラが少なくなってきています。 レンズを取り出して、αEマウント化したので、 早速、庭を撮影。(この春の出来事です。) 見事、バブルボケ発生。 作って見るものです。
カスタムレンズ NEX KOWAFortune Lens
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コダックは、何処...
コダックレチナ Retina 1a に搭載の「USA EKTAR 50mm F3.5 」を、 ソニー Eマウントにカスタム化したレンズです。 1947年製造のエクターです。とても73年前のレンズとは思えない素晴らしい写りのレンズです。 レンズの撮影には、もう一本同じ「USA EKTAR 50mm F3.5 」で、モノクロで撮ってみました。 とろーり蕩ける背景描写、艶やかな発色、 点光源を入れるとトリオプランのような「バブルボケ写真」を撮ることが出来ます。 コダックのコマーシャルエクター、ポートレートエクターの大判レンズを彷彿する、 35mm版のエクターレンズです。 #コダック #エクター #NEX #カスタムレンズ
カスタムレンズ NEX KODAKFortune Lens
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Signet 35 Ektar 44mm F3.5 NEX Ver.2
以前紹介したレンズは、他の人がどう改造してあるか調べたく、ネットから購入したものです。 前玉回転式で、暫くするとレンズがばらばらで、何と接着剤で固定されていました。 スペーサーのリングで、無限大を出していたのには驚きました。 と、言うことは、もし接着剤の時にレンズが少しでも傾いていたら、光軸がずれて片ボケの原因になります。 以上、それらを改善すると、もっと使い良いレンズが出来上がるのでは無いかと思い改造してみました。 44mmは、標準レンズの範疇ですが、広角レンズになればなるほど、光軸のズレが顕著になります。 旋盤をバラして、加工精度を5/100から2/100mmまで、調整して製作しました。 庭の雑草も、シグネットエクターで撮影して貰って、喜んでいるみたいです。
カスタムレンズ NEX KODAKFortune Lens
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プロジェクターレンズ バブルボケの宝庫
プロジャクターのレンズは、3枚玉構成のトリプレットレンズが多いので、トリプレット=バブルボケレンズをお探しの方にはピッタリかも知れません。 トリオプランが余りに無有名ですが、値段が高騰した感があります。 手軽にバブルボケを楽しむなら、プロジェクターレンズを探してみるのも悪くは無いと思います。 開放で撮影するので、絞りが無くても、カメラにレンズが付けられれば手軽に楽しめます。 撮影していると不便なのが、ISO、シャッターでの露出調整で、やはり、絞りを組み込んであるととても便利です。 普通のレンズとしても使いたいので、壊れたレンズの鏡胴を使って、移植しています。 分解したレンズに、プロジェクターのレンズを差し込み、絞りによるケラレが無いか、確認しての作業です。 あとは、プロジェクターレンズのフランジバックに合わせて、鏡胴の長さを調整します。 解放でバブルボケ、絞ると普通のレンズして使えます。
カスタムレンズ NEXFortune Lens
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コダック Retina USA EKTAR Nex ハーフマクロ
コダックレチナ Retina 1a に搭載の「USA EKTAR 50mm F3.5 」を、ソニー Eマウントにカスタム化した、1946年製造のエクターです。とても74年前のレンズとは思えない素晴らしいレンズです。 トローリ蕩ける背景描写、艶やかな発色、点光源を入れるとトリオプランが無くとも「バブルボケ写真」を撮ることが出来ます。 フルサイズでx0.6倍 、APSでx0.9倍、被写体まで10cmぐらいまで近寄ってのマクロ撮影が出来ます。 #コダック #エクター #NEX #カスタムレンズ
カスタムレンズ NEX KODAKFortune Lens
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Fujinon 4.5cm F1.9 Nex Var.
知られざる銘玉「Fujinon 4.5cm F1.9 」の紹介です。 和製ズミクロンと呼びたくなる、もの凄い解像力のレンズです。 ライカのズミクロンを凌ぐ性能のレンズであります。 1959年発売のFUJICA 35SE、同じ年に発売のライカM2のズミクロンの解像力の表を見比べてみてください。このレンズの凄さが分かると思います。最近手に入れた別表を見てなるほどと納得した次第です。 開放からF5.6に絞っても、中心部の解像度が変わっていないのです。画面平均は、ライカの方が数値が上ですが、ポートレイト、花など画面の中心に被写体が来る画面構成には、最高のレンズです。 カスタム化難易度高めですが、一度はデジカメで使って欲しいレンズです。
カスタムレンズ NEX フジFortune Lens
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Signet 35 Ektar 44mm F3.5 NEX
Signet 35 Ektar 44mm F3.5 のレンズを取り出して、ソニーNEXマウントにカスタム化しました。 コダック特有の、コダカラーブルーが良い感じで出ていると思います。
カスタムレンズ NEX コダックFortune Lens
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オリンパス ペン D 、D3
最高級のペンをめざしたオリンパスが、昭和37年(1962年)にオリンパスD発売します。コンパクトなボディーの中に、F1.9の高性能大口径レンズ、高速1/500秒シャッター、LV値直読式内蔵露出計などを詰め込んだ「プロ仕様のペン」、それがオリンパスペンDです。 D3は、「オリンパスペンD」のレンズをさらに大口径のFズイコー32mm F1.7にグレードアップしたカメラです。 最近、フィルムカメラでフィルムを入れての撮影は、余程の事が無い限りしなくなりました。 まして、ハーフ版ですから尚更出番が少ないです。 本来は、オリンパスのデジカメに付けて、新旧のレンズの楽しみたいところですが、フランジバックの1.3mmの違いのおかげで、レンズを切削しなくても、F.Zuiko 32mm f1.9 が復活しました。 ゾーンフォーカスで撮影出来るのも、なかなか楽しいものです。
フィルムカメラ NEX オリンパスFortune Lens
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アンニュイなレンズ!! KODAK ANGENIEUX 50mm F2.8 NEX
アンニュイなレンズ !! 長らくこのレンズの解説が書けませんでした。 文才が無いのに加え、ボキャブラリーの少なさが、原因ではありますが…… 「アンニュイ」とはフランス語の「ennui」が語源です。 「ennui」は19世紀末のヨーロッパを風靡(ふうび)した「デカダンス文学」に見られる思想です。 「デカダンス文学」とは、倦怠感や耽美(たんび)的などの傾向を帯びた芸術のことを言います。 アンジェニュー、フォカなどに代表されるフランスのレンズは、この様なアンニュイの描写傾向をします。 日本、ドイツとは設計の思想が違うからで、フランスはその場の雰囲気を大事にする思想のようです。
カスタムレンズ NEX アンジェニューFortune Lens
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ZUNOW 4.5cm F1.8 Nex Ver.
戦後間もない1953年、帝國光学研究所はライカマウント用のズノー50mmF1.1を発売、当時世界一の明るさを誇ったレンズとして非常に有名です。このレンズを使ってみたいですが、とても手が出ません。 代わりと言っては何ですが、ネオカのカメラに搭載されていたズノーレンズを取り出して、 NEXマウントレンズにしてみました。 花を撮影するための、改造レンズなので、最短撮影距離を約60cmまで近接できるように、 ヘリコイドを加工しました。 柔らかいのに芯のある描写と、白黒をはっきり描写させる切れを、合わせ持ったレンズです。 ズノーレンズの特徴を、描写しているような気がします。
カスタムレンズ NEX ネオカFortune Lens