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LUMIX DMC-G1 x KODAK Retina II Xenon F2.0/50mm LUMIX DMC-G1 x Contarex Bullseye+Carl Zeiss Planar50mm/f2
LUMIX DMC-G1 2009年製 このカメラは“マイクロフォーサーズ規格準拠の第一号モデル”です。2008年10月発売だから来年で満10歳を迎えることになります。とにかく丈夫です。そしてよく映ります。価格はリーズナブル、ボディ単体で¥79800位だったような気がします。 でも、当時まだポジフィルム(4x5,67メイン、35mmはサブカメラ)で撮影していたので、フォーサーズシステム規格のイメージセンサーは、35mm判フィルムのほぼ1/2、ハーフ盤で撮影しているような感じです。出番はその何年か後のG3が店頭を賑わす頃になっていました。その頃、デジカメの生産がフィルムカメラを追い越したような気がします。世間でもデジカメの認識度が高まり、質より即時性が重視されてきたように思います。 DMC-G1は、4/3型1210万画素「Live MOSセンサー」搭載で、1200万画素は現在でも十分に通用すると思います。 もう一つ大きな特徴として、144万ドット相当のLVFと3.0型高精細液晶が可能にする「Wライブビュー」です。144万ドットのLVFは、被写体が見やすくて、画面の拡大表示が可能ですのでピントの微調整がとても楽です。 一番の魅力はなんと言っても、フランジバックが約20mmしかないと言うことです。これは、過去のカメラ遺産を持つ物にとっては、大きな恩恵となりました。早速、旋盤、フライス盤買い込み、今もマウントアダプターの制作に励んでいます。 往年の名玉の復活です!! KODAK Retina II Xenon F2.0/50mm 1946年製 蛇腹折り畳み式カメラを代表する世界的名機です。カメラから蛇腹とレンズを取り外し、蛇腹を生かしてティルトと繰り出しが出来るように改造してあります。最短10cm位まで寄ることが出来ます。4群6枚のガウスタイプであり、芯のある柔らかさ、透明感ある繊細な描写が美しく表現されます。 Contarex Bullseye+Carl Zeiss Planar50mm/f2 1959年製 Planar50mm/f2を、マウントアダプターを介してLUMIX G1で使用できます。 最短撮影距離は、0.3mこのレンズ単体でマクロレンズにもなります。 このレンズのヘリコイドを一度でいいから回してみて下さい。堅くも柔らくも無く、指に吸い付くような感触は絶妙です。 ヤシカコンタックスプラナーのご先祖様の描写は格別です。
Retina II Xenon F2.0/50mm Carl Zeiss Planar50mm/f2 デジタルカメラ PanasonicFortune Lens
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Linhof Technikardan23+Planar135/3.5 x EOS 5DⅡ
Linhof Technikardan 23 に、EOSマウントデジタルフィルムバックを旋盤で制作しました。Technikardan 23は、ビューカメラなのですが、コンパクトに折りたためて携帯性抜群です。Carz Zeiss Planar135/3.5は、ドイツ空軍偵察用に開発したとか?平面性、描写性に優れていて、目で見た通りに自然に映ります。 自分なりのレンズ評価の基準にしています。 イメージサークルがφ170mmも有り元々4x5用のレンズですが、Technikardan23は6x9cmなので対角線100mm、なんと70mmも煽れてしまうんですね!Planar135/3.5は、フィルムでの出番が無くなってきたので、デジタル物撮り用に改造しました。 *作例は、コチョウラン「なごり雪」 少女が春を待ちわびていて、春の暖かさに一寸頬を赤らめたような… 白地の花弁に淡いピンクが表現された、とても素敵な蘭です。
5D MarkⅡ Planar135/3.5 Technikardan23 6x9 - EOSFortune Lens
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PENTAX 645 JAPAN 漆
ペンタックスが1991年に販売した、坂本乙三商店の技による漆塗りの特別バージョン。予定を大幅に上回る530台を完売した内の一台です。 漆塗りの本体と、それに合わせたデザインのsmc PENTAX-A645 75mm F2.8レンズと、120フィルムバック、専用ストラップとのセットで販売されました。
中・大判カメラ ペンタックスFortune Lens
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Kodak Ektar 80mm F2.8 x Hasselblad 1000F x Mamiya 645 Pro
Hasselblad 1000F + Kodak Ektar 80mm F2.8 と、Mamiya 645 Pro + 1000Fマウントアダプターのセットです。レンズはコダック製なので、アメリカのカメラと言うことで… Hasselblad が1948年に初めての民生用カメラである1600Fを発表した際に、搭載されていたKodak Ektar80mmf2.8です。1600Fの1/1600秒シャッターはトラブルが多発し製造も難しく、1952 年に最高速度を1/1000秒に抑えることで、シャッターの安定性と信頼性を向上させた改良型の1000Fが登場しました。1952-1957年の間に、 ハッセル1000Fは製造総台数が僅か1万台で、貴重収蔵品の位置づけです。 もう一台は、Mamiya 645 Pro + 1000Fマウントアダプター仕様です。カメラの操作性、信頼性は抜群です。実際の撮影にはスクエアーフォーマットは無駄が出てしまい、645のフォーマットが気に入っています。 *作例は、小川に映る菊咲きイチゲの花です。バブルボケが流行りの昨今ですが、Meyer-Optik Görlitz_ Trioplanを彷彿する描写かと思います。
1000F ktar 80mm F2.8 645 Pro Hasselblad F - Mamiya 645Fortune Lens
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NIKONOS W-NIKKOR 35/2.5 + LUMIX GF1
ニコノスは、ニコンが1963年から2001年にかけて製造した水中カメラです。ニコノスは専用レンズがラインナップされており、15/20/28mmが水中専用、35mmと80mmは水陸両用レンズです。いつか、ルミックスにOリングを取り付けた完全防水カメラにしたいと思っています。W-Nikkor 35mm F2.5は、ニコンSおよびライカLマウントのW-Nikkor 3.5cm F2.5がベースになっています。シャープな描写のなかに、やららかさを感じさせるところが特徴です。発色は芯があるものの、周辺に向かって流れていく描写は、和色を彷彿とさせ、秋の紅葉に趣き醸し出すと思います。
水中カメラ NIKONOS - M4/3 NIKONFortune Lens
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OLYMPUS PEN Lite E-PL1s x LOMO Fisheye 2 White Knight 10mm f8
ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじそっくりな、ユニークな外付けファインダーが使いたく、改造してみました。 ロシアのROMOのFisheye No.2 White、さわやかなホワイトカラーのカメラが人の目で見える世界とはちょっと違った170°の世界を1枚の写真に写し出します。実際は、マイクロフォーサーズにマウント改造してあるので、20mm-94°、超広角の写真を撮影することができます。お散歩カメラとして首から提げていると、結構目立ちます。 *作例は、レンズテストを兼ねて、自宅の竹すだれを撮影、おもちゃのレンズとは思えない、シャープで歪曲収差の少ない、色乗りの良いレンズです。
Fisheye 2 White Knight 10mm f8 PEN Lite E-PL1sFortune Lens
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SONY α7 II
SONY α7 II 10月15日までキャッシュバックキャンペーンをやっています。 とても気になる情報です。年内に新しい機種が出るのでしょうか? 「さまざまなレンズで手ブレを補正する、世界初のフルサイズ対応5軸ボディ内手ブレ補正搭載の35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ」と謳っています。とても魅力的なキャッチコピーです。 さまざまなレンズで手ブレ補正してくれると言うことは、当然、マウントアダプターを装着したオールドレンズにも有効ということで、フランジバックの短い「αEマウント」には、今まで発売された全世界のカメラのレンズがオリジナルのままで、装着できると言うことです。 マイクロフォーサーズ(M4/3)規格の、パナソニックDMC-G1が2008年10月に発表され、翌、2010年3月オリンパスE-P1sが発表された。既に10年近くも使っていることになります。M4/3の長所で有り短所は、35mmのレンズを装着すると、50mm標準レンズが2倍の100mmとなってしまうことです。花のクローズアップには丁度良い写角ですが、広角レンズを使いたい時には不便です。やはりフルサイズの35mmレンズは、フルサイズで使いたいのが人情です。 古いレンズほど、画面の周辺にレンズの特徴が現れて、それがレンズの個性で有り、レンズコレクションの神髄かと勝手に思っている次第であります。 後3週間、我が家に SONY α7 IIはやってくるのでしょうか?
Fortune Lens
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TOPCON UNI / TOKYO KOGAKU UV TOPCOR 53mm f2
トプコンユニ(TOPCON UNI)は、東京光学(現:トプコン)が1964年に発売した、レンズシャッター形式のレンズ交換式一眼レフカメラです。本機は世界初のTTL-AE一眼レフカメラであり、AEはシャッター速度優先方式です。 開放になっていた絞りが、指定の絞りに絞られ、シャッターが切れ、そしてまた絞りが開放になり、その時に同時にミラーも上下するという大変複雑な構造のカメラです。ビハインドシャッターと呼ばれています。 標準レンズは,UV TOPCOR 53mm F2、名前の由来のUVは、紫外線を除去するUVフィルターのコーティングと同じ効果を持たせたバルサムをレンズ張り合わせ面に用いたことから命名です。4群6枚の平均的なガウス型ですが、廉価版のカメラの標準レンズの割に良く写ります。もちろん開放値がf2ですから、設計にあまり無理がかからなかったのでしょうか? 開放からシャープな画像を結びます。また中間諧調も思いの外滑らかかつ豊かに再現され、なかなか侮れない実力を持っています。 ビハインドシャッターのレンズはフランジバックが長いので、割と簡単にマウントアダプターが制作できます。 欠点としては、最短撮影距離は70cmで、近接撮影できないのが少々残念ですが、マウントアダプターを制作する段階で、レンズのマウント側をM42のネジに切って、いざという時は繰り出して使える様にしてあります。 *作例は、解放でハートの絞り羽根が入っているので、ボケがハート型になっていると思います。クリスマスバージョン用に、作成したレンズです。これで、彼女を撮影するとハートのひとみになります。
標準レンズ UV-EOS 東京光学Fortune Lens
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ROLLEIFLEX 2.8E Planar 80mmF2.8
1956年~59年にかけて製造されたローライフレックス2.8Eです。 ローライフレックス2.8で初めてセレン式の露出計が搭載されています。 露出計は高低2段の切替式で、LV(EV)値を読み取って絞りとシャッタースピードを合わせる方式です。シャッターはシンクロコンパーMXV/CR0、B・1~1/500秒、撮影レンズは定評のあるカールツァイス/プラナー80mm F2.8、最短距離1m、ファインダーレンズはハイドスマット80mm F2.8です。 *作例 《福島県郡山市の上石不動》 今年は、関東の桜はいまいちでしたが、福島の桜はとても良かったです。三春の滝桜のすぐ傍にあるのに人影はまばら、桜とゆっくりお話が出来ました。お不動様、2眼レフは頭を垂れて撮影するので、罰が当たらず良い写真が撮れるのかな? 神社仏閣には、2眼レフかな? スクエアーフォーマットにピッタリの風景でした。
Fortune Lens
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ALPAFREX Ⅱ + Angenieux Alpar 50mm f2.9
Alpa reflex mod. II に搭載されていた、Angenieux Alpar 50mm f2.9 レンズです。 LUMIX用のM4/3のマウントを制作して、移植しました。オリジナルは、沈胴レンズなのでM4/3マウントも、沈胴出来るようにしてあります。オリジナルは最短撮影距離が90cmなので、花を撮影するには寄れないので、25cm位まで寄れるように加工してあります。アルパのチョイスしたレンズは、マクロスイターに代表されるように、アウトフォーカスの蕩けるようなボケ味がたまりません。 このレンズ、アンジェニュー Angenieux アルパー Alparにはバリエーションがあり、アレパー Alepar 50mm f2.9と表記されたものもあります。後期はアレパー Aleparになったようです。抜けた"e" を後で足した形になっていますが、この違いはコーティングの有無のようです。アンジェニュー社の特許に、f3.5トリプレットの特許データがあり(仏特許 FR1025522)、それによると特重クラウンSSK2、フリントF2、ランタンクラウンLaK11とゴージャスです。f3.5ですでにこういう材の投入の仕方をしており、50mm f2.9もほぼ同じものと思われます。 *作例 《キンモクセイ》 約25cmの最短撮影距離で撮影、標準の90cmでの撮影です。
Angenieux Alpar 50mm f2.9Fortune Lens
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KOWA Six Lens Series
気温の寒暖差が大きく、体調を崩して風邪など引いていませんか? コルゲンコーワのお世話になったことありませんか? 医薬品・医療用、製造販売している興和株式会社の光学機器部門が、カメラを製造していた頃(1968年4月)コーワシックスシリーズ用レンズです。光学機器分野の参入は医薬品より古い歴史があります。 レンズシャッター式6×6cm判一眼レフカメラの初期モデルレンズ、ラインナップです。 すべてのレンズが自社開発・製造だそうです。 * コーワ55mmF3.5 最短撮影距離45cm * コーワ85mmF2.8 最短撮影距離80cm * コーワ150mmF3.5 最短撮影距離150cm EOSマウント用に、接写リングを改造してあります。 ボデイに装着してある物は、無限大が出るようしてあります。 もう一つの眺めの接写リングで50cm、二つ合わせると25cmまで寄ることが出来ます。 *作例 《メドーセージ、ミニヒマワリ、ニゲラ》 アタッチメントを付けた85mmF2.8 と、150mmF3.5です。 素直な発色、柔らかいボケが印象的です。 * 追記 * Nikonマウントを作ってみました。
中・大判カメラ Kowa 6-Nikon Ai/EOS KOWAFortune Lens
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ROLLEIFLEX SL66 _ 50/4、80/2.8、150/4、120/5.6
ローライフレックスSL66が発表されたのは1966年です。それまでローライは高級二眼レフメーカーとしてその地位を確立してきましたが、その頃6×6判の一眼レフカメラとしてハッセルブラッドが特に人気を集めてきたことから、ローライもそれに続き、ローライフレックスSL66の製造に乗り出すことになりました。とはいえ、ハッセルにはないユニークな機能を多く取り入れることでハッセルブラッドからの差別化を図り、ローライ独自の6×6判一眼レフを作り上げています。 まず大きな特徴は、フォーカルプレーンシャッターをつけているためどんな交換レンズでもマウントアダプターを作れば、使用できるということです。これはハッセルブラッドには見られないローライSL66の大きな特徴でしょう。 もうひとつの特徴はレンズ前面に最大繰り出し量50ミリの蛇腹を取り付けていること。ティルト・アオリ機構を備えていることです。ただ、ティルトのみなので寂しいので、カメラを分解して、繰り出しのギヤを外して、ティルト、シフト、スイングが 出来るように改造してあります。(よい子はまねしないでね!) また、レンズマウントは二重のバヨネットマウントですので、レンズを逆向きに取り付けて近接撮影を行うことも可能です。 このSL66以降、SL66E、SL66SE、SL66Xとシリーズが続きましたが、1992年をもって生産終了になっています。 レンズラインナップは、30ミリから1000ミリまでのカール・ツァイスレンズが用意されています。ハッセルと似ているようなレンズラインナップのような気がします。スタジオでストロボを焚いて撮影するならハッセル、屋外で撮影するならローライが良いかと思います。実際は、どちらもペンタックス645で使用していましたが、現在はキヤノンマウントを追加加工して撮影しています。 * 作例 《 コスモスピコティ・シーシェル、古典菊・細弁 Planar 80/2.8 》《 バラ・キャンディレッド 兜 S-Planar 120/5.6 》 ローライもハッセルも、カール・ツァイスのレンズなので、発色もボケ具合も変わらないような気がします。Planar 80/2.8を、f5.6に絞った時に出る五角形のボケ具合もそっくりです。S-Planarは、コンタックス、ハッセル、ローライ、4x5,バルク、と色々集めましたので、近いうちに紹介したいと思います。
Planar 80/2.8 S-Planar 120/5.6 SL66Fortune Lens
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TOMYELL SUPER ZOOM Z50 10-30x50mm x SONY NEX-5
フィールドスコープレンズです。元々、1本持っていたので星を見るのに、双眼鏡を作ろうと思いもう一本購入しました。福沢諭吉の出張で、野口英世が何人か帰ってくる。フィールドスコープなのにアイピースはないし、フードも無いチープなレンズですが、35mmで800-2400mm 、NEXに装着すると1200-3600mmとなります。Tマウント(M42,P0.75)なので、Tマウントアダプターを装着すると色々なカメラで、超望遠の世界を堪能することが出来ます。最短1m、5〜50Mの野鳥を撮影すると結構写ります。庭に来る野鳥を撮影するのに、窓辺に据え置きのレンズです。 *作例 《ヒヨドリ》 このヒヨドリ毎日やってきます。お友達になったようで、色んな仕草をしてくれます。昔、野鳥のパンフレットを作るので、野鳥の撮影をしているとすぐ逃げられてしまいました。写真を撮ろうとすると気が入り殺気立つのでしょうね!心を無にして撮影に臨むと、野鳥に近づける様になりました。ブルーベリーの実がなる頃になると朝一番から、争奪戦です。
SUPER ZOOM Z50 10-30x50mmFortune Lens
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Balda Baldax Meyer-Gorlitz Trioplan 75/2.9 x EOS 5Ⅱ
ドイツ・バルダ社のセミ判スプリングカメラ、バルダックスです。 シャッターサイズが0番の大型で、f2.9のトリオプランが付いています。 当時としてはかなり大口径のレンズが付いたモデルですが「甘メーヤー」の三枚玉ですから開放の描写はポヤポヤになります。解放でピント合わせをすると、フレアーが出てピントの山が殆どつかめません。でも、ピントを確実に合わせると、しっかり写ります。EOSカメラは、オートフォーカスカメラなので、ファインダーはアングル確認用の位置付けかと思います。純正のレンズでも、50mmf1.4などは、マニュアルで合わすとピンぼけだらけになってしまいます。 「甘メーヤー」の玉を使うために、カメラ、レンズに2-3の改造をしてあります。 1. トリオプランのレンズに、フォーカスアシストを付けてあります。 2. ファインダーにオリンパスの1.3xのマグニファイヤーを付けています。 3. フォーカススクリーンを、マイクロプリズムマットにしてあります。 改造トリオプランをメンテナンスした序でに、分解写真を撮りましたので、蛇腹カメラのレンズをデジカメ用に作りたい方用に、材料を掲載しておきます。 1. ケンコー ズームクローズアップレンズ 2. M42-イオス用フォーカスアシスト付きマウントアダプター 3. 1-2mmのアルミ板 この3点が揃うと、改造レンズが作れます。 後は、ひたすら∞が出るように、ヘリコイドを削っていきます。 一般的な蛇腹カメラは、レンズシャッターが00判ですので、オークションに大量に出回っている、ペンタックスの50mm1.8 M42のレンズを外して改造した方が良いかもしれません。 今回、ダブルヘリコイド仕様にしたのは、多くの蛇腹カメラは最短距離が1mです。そして、3枚玉のトリプレットレンズは、近接撮影すると画質に破綻を来すそうです。それを回避する為に改造しました。 * 作例 《木瓜の花、我が家の猫》 *トリオプラン特有のボケで、木瓜の花。光線が弱いのでシャボンのような、ボケには一寸ならなかったです。シャボンボケを作るには、ある一定の条件があります。被写体と背景の距離を、1対3〜5にすると出易いです。 *「甘メイヤー」と言っている人は、ピントが合っていない写真をとっているのでは? f3.5 最短付近50cmの写真です。目にピントが合って、毛並みが柔らかに惚けていく感じが、このレンズの特徴かと思います。
torioplan75/2.8Fortune Lens
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Printing Lens & Bellows
TOMIOKA JAPAN COPAL-E36 60mm f4 謎の1群2枚レンズ 絞り羽根20枚 Kodak Printing Ektar Lens 103mm f2.8 本来の使い道は、フィルムに記録された像を印画紙に焼き付けることを前提に設計されているレンズなので、歪曲収差や像面湾曲、色収差が少なく、少なくとも近接撮影においてはピント面に対し抜群の解像性能が大いに期待できます。引伸しレンズはL39ネジなので、ライカL用のマウントアダプタを利用すればカメラに装着するのは簡単です。ただ、引伸しレンズにはフォーカスリングがなく、そのままではピント合わせができないのが問題です。 そこで登場するのが、ベローズです。 *右のベローズは、Leotax用なので始めから39mmマウントなので、ライカのLレンズ、各社の引き伸ばしレンズをダイレクトに取り付けて撮影することが出来ます。マウントはM4/3に、無限大が出るように改造してあります。 装着のレンズは、富岡光学のTOMIOKA JAPAN COPAL-E36 60mm f4です。 *中央のベローズは、TOPCONのベローズですが、謎のレンズが付いており、絞り羽根むき出しのレンズは、ポートレートエクターやスペンサーポートランドに、1群2枚のポートレンズだろうと思い、オークションでポチと押してしまいました。オリジナルはエクザクタマウントですが、イオスマウントに改造してあります。絞り羽根が20枚も有り、絞っても真円を保っています。滑らかなグラデーションうっとりします。 *左のベローズは、MAMIYA645のフロント部を取り外して、Kodak Printing Ektar Lens 103mm f2.8を取り付けています。イメージサークルが大きいので、かなり煽っても蹴られません。コマーシャルエクターより堅めですが、繊細な描写で絞り込んでも破綻しない描写は、貴金属のクローズアップに最適かも知れません。
Printhing Lens コダックFortune Lens