MINOLTA SR-T101 / ROKKOR 55mmF1.7

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ミノルタSR-T101(1966年発売)は、ミノルタ初のTTL測光方式を採用した一眼レフカメラとして誕生しました。ファインダー視野の上下を2個のCdS受光素子で測光し、風景撮影の折などに空の強い明るさで全体が露出不足になる傾向を補正できるのが特長で、現在の分割測光のはしりです。この方式をミノルタではCLCと名づけ、以降この方式を採用しているカメラはCLCの刻印が入っています。CLCはコントラスト・ライト・コンペンセーターの頭文字です。ミラーアップ機構は、空シャッターを切る必要がない仕組みに改められました。
この機種のためにTTL露出計に絞り値が連動するMCロッコールレンズ群が開発されました。
使用感が良く故障も少なく、多くのユーザーに愛用され続け、約7年間に渡って製造されました。ユージンスミス氏(国内では水俣病の取材で有名な米国のカメラマン)が愛用したことで、大変有名なカメラです。

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