不朽の名作! NIKKOR-S Auto 50mm f1.4

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Tha old lens 『 NIKKOR-S Auto 1:1.4 f=50mm 』
1962年に発売されたこのレンズは、ニコンFの標準レンズとして搭載されていました。通称、カニ爪と言われるタイプで、非AIレンズです。

「 Nikkor-S Auto 5.8cm F1.4 」
ニコンF用で初めてのF1.4大口径レンズ、Nikkor-S Auto 5.8cm F1.4が、ガウスタイプが大口径標準レンズのスタンダードになります。
初期のガウスタイプの特徴をよくあらわした収差バランスで、像面湾曲がわずかに残存しており、コマ収差の補正が完全でないために、開放ではフレアがやや多く、絞り込んだ時の解像力では最新のレンズにやや劣っている。これは一眼レフ用にバックフォーカスを広げたことによる設計上の無理がたたり、この像面湾曲とコマ収差の完璧な補正は、この次のモデル
『 Nikkor-S Auto 50mm F1.4 』で達成されることになる。
1962年3月に後継機であるNikkor-S Auto 50mm F1.4の発売、
このAuto 50mm F1.4こそ、ニコンFとニッコールレンズの地位を不動のものにする、名作レンズなのです。

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