オリンパスペン Olympus F.Zuiko 3.2cm F1.9 Nex

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「プロ仕様のペン」ペンシリーズの高級機種、オリンパス・PEN-Dのカメラに与えられたキャッチコピーです。

F.Zuiko 3.2cm F1.9は、ガウス型の4群6枚構成、絞り開放の中心部167本、周辺100本/mm位と解像度が高く、歪曲収差は最大1%程度と小さく、ハーフサイズ、コンパクトカメラに、ハイスペックのレンズです。
予てから改造に取り組んでいたのですが、この程やっと完成したので、コレクション掲載することとなりました。

オリンパスペンと、ペンF、同じハーフサイズカメラだから同じ様に改造出来ると考えていましたが、甘かったです。ペンFは一眼レフカメラ、レンズ交換のためにフランジバックが余分に設計されていますが、オリンパスペンは、固定レンズカメラ、フランジバックがまるでありません。レンズ設計がまるで違っていました。

始め、オリンパスのレンズだから、オリンパスのPen-DのM4/3マウントを考えたのですが、フランジバック0mm装着できるわけが無く諦めました。NEXマウントで、0.8mmのフランジバック、0.8mmの厚さにレンズを固定するか、接着剤の厚み0.05mmの厚みでも、無限大が出ませんでした。
頓挫したまま1年……
最終的にアルミ溶接にたどり着き、レンズを固定することに成功しました。

オリジナルのヘリコイドを生かしたので、操作感は当時のPEN-Dそのもので、デジタルカメラでF.Zuiko 3.2cm F1.9が、楽しめるようになりました。

PEN-D3のF.Zuiko 3.2cm F1.7のNEX Ver.も作って、撮り比べが楽しみです。

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