角川書店 角川文庫 金田一耕助の冒険2

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昭和五十四年六月十日 初版発行
昭和五十四年九月十日 三版発行
発行所 株式会社角川書店

画像は昭和54年(1979年)に角川書店より刊行された「角川文庫 金田一耕助の冒険2」です。こちらは昭和54年(1979年)、角川映画『金田一耕助の冒険』公開に際し、2冊に分冊された改版バージョンで、この「2」には「夢の中の女」「泥の中の女」「柩の中の女」「鞄の中の女」「赤の中の女」の5編が収められています。装画を手掛けているのは、映画『金田一耕助の冒険』のアニメーションパートを担当した和田誠氏。表紙には映画で古谷一行が演じた金田一耕助が、裏表紙には田中邦衛が演じた等々力警部が味のあるタッチで描かれています。
横溝ファンの間でも大林ファンの間でも評価が分かれる映画『金田一耕助の冒険』は、確かに横溝ブームの末期に咲いた徒花といった感じの作品ですが、今観直すと音楽は良いし、大林監督の映画愛には改めて感服させられるし、非常に見どころの多い作品だと思います。

#横溝正史 #和田誠 #金田一耕助 #角川書店 #角川文庫 #ミステリー #小説 #装画

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    woodstein

    2023/02/18 - 編集済み

     映画本編については、一般観客を置いてきぼりにした、コアなファン向け、という風情に感じられました。機会があれば、どこかで深堀してみたいと思います。

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    • B6cf967ebcafa336fe0b5e970ad6d9c2

      dape_man

      2023/02/19

      大林監督の『金田一耕助の冒険』は最初観た時、唖然としましたが、小ネタの数々を理解出来るようになって、初めて楽しめるようになりました。

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