角川書店 角川文庫 真説金田一耕助

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昭和五十四年一月五日 初版発行
昭和五十六年八月三十日 五版発行
発行所 株式会社角川書店

昭和51年(1976年)から昭和52年(1977年)にかけて「毎日新聞」日曜版に連載された横溝正史のエッセイを一冊にまとめた「真説金田一耕助」。
自身の小説が原作の映画が次々と大ヒットし、テレビでは自身の名を冠したドラマシリーズの放映が始まるなど、昭和51年~昭和52年はまさに“横溝正史ブーム”のピークでしたが、そんなブームの熱気に戸惑いながらも探偵小説への思いや飽くなき情熱を軽妙な語り口で綴った好エッセイ集です。昭和52年に毎日新聞社から単行本が刊行されたのち、角川文庫には昭和54年(1979年)に収録されました。
画像は昭和56年(1981年)に角川書店より刊行された「角川文庫 真説金田一耕助」です。角川文庫の横溝作品は「八つ墓村」の初版を除き、一貫して杉本一文氏が装画を手掛けていきましたが、この「真説金田一耕助」は毎日新聞社版から引き続き和田誠氏が装画を手掛けています。

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