M1号 ベロクロン スタンダードサイズ 平成物

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平成23年(2011年)にM1号から発売された、スタンダードサイズのベロクロンです。
M1号としては平成17年(2005年)発売のヒッポリト星人に続く、2体目の『ウルトラマンA(エース)』モノですね。
ベロクロンの注目ポイントである特徴的な珊瑚状の突起物の表現ですが、このM1号版ベロクロンは思い切って肩口の突起部分を省略、一本一本が極太ソーセージのようなボリュームある背中の突起を別パーツにしているのが大きな特徴です。これは再興マルサンのミドルサイズ・ベロクロンが一つのヒントになっていると思うんですが、レトロ感とベロクロンらしさを両立させた上手いやり方ですね。そして、愛嬌ある顔つき、でっぷりとしたボリューム感で、先行する怪獣郷版とは異なる方法論で見事、これぞM1号、というベロクロンに仕上げていると思います。
彩色も肌色成型に吹かれた、南の海の澄んだ青のようなメタリックブルーと、背面の珊瑚の鮮やかな赤との対比が美しいです。

画像5枚目では、怪獣郷版とM1号版を並べてみました。
ボリュームある造形が好まれる昨今では、M1号版の登場で怪獣郷版の評価はやや下がり気味のようですが、個人的には小ぶりながらも引き締まったシャープなフォルムの怪獣郷版も好きなんですよね。さすがに肩口の突起部分の表現は現行ならでは、といった感じがしますが、新マン怪獣三種の神器やミラーマン怪獣ビッグ5などを手掛けた「ブルマァクの名匠」の作風の雰囲気に近いのは実は怪獣郷版のほうではないか、と思っています。

#ウルトラマンA #ウルトラマンエース #M1号 #ブルマァク #円谷プロ #怪獣 #ソフビ

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  • Animals 16

    Jason1208

    2019/11/10

    『メビウス』でベロクロンが再登場して、CGでミサイル大乱射を再現したときは感動しましたよ。また観れるとは思わなかった。^^;

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    • B6cf967ebcafa336fe0b5e970ad6d9c2

      dape_man

      2019/11/10

      御意。しかも「板野サーカス」でしたからね。それまでベロクロンって知名度の割りにそんなに評価が高い超獣ではなかったと思うのですが(昔は体中にひき肉付けてるとか言われていたし。笑)、あれで評価爆上げされたと思います。

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