ブルマァク バルダック星人 スタンダードサイズ 当時物

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240年前、絶対零度の星から地球にやって来た宇宙人、バルダック星人。
その間、雪男伝説のある長野県の権現山に雪男に成りすまして潜伏し、地球侵略の機会を窺っていたという、何とも気の長い宇宙人ですが(もしかしたらバルダック星の時間の観念からしたら、それほど長い期間ではないのかも知れませんが...)、とにかくユニークなのがそのビジュアル。陰嚢を逆さまにしたような頭部に鳥の嘴のような口、指先が吸盤状になっている手足。侵略宇宙人が続々と登場する『帰ってきたウルトラマン』第4クールの先陣を切って登場したバルダック星人ですが、もういきなり出オチ感が満載というか、兎にも角にも一度見たら忘れることが出来ない、強烈なデザインの宇宙人ですね。
雪男モチーフのウルトラ怪獣というと『ウルトラマン』のギガスやウーが思い出されますが、それらの怪獣が我々のイメージする雪男像の延長上にあるデザインだったのに対し、バルダック星人は一見雪男とは全く関係ないモチーフのパーツで構成されているのが非常に面白いと思います。

ブルマァク当時物のバルダック星人のソフビ。
これまたスーツアクター用の覗き穴の再現といったリアリズムと、おもちゃならではのデフォルメのバランスが絶妙な傑作ソフビですね。
成型色もお馴染みの黄色成型ですが、頭部がシルバー、ボディが茶色のスプレーでほぼ包み塗装っぽくなっているので、それまでの黄色成型に赤・緑のスプレーといったパターンの彩色の怪獣とは違った印象を受けます。
このバルダック星人もそうですが、当時、子供たちに遊ばれたバルダック星人は頭部のシルバーが薄くなり、地色が見えたりもしますが、これはこれでお寺の「撫で仏」みたいな風情があって良いものです。

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