ブルマァク テロチルス スタンダードサイズ 当時物

0

白亜紀に棲息した凶暴な肉食性翼竜の生き残り、テロチルス。
自分の巣がある悪島が、火山活動の活発化により噴火の恐れが出てきたことから、新たな棲み処を求めて東京に飛来してきたこの怪獣は、前後編に渡って新マンを苦しめた強敵です。『帰ってきたウルトラマン』の前後編エピソードに登場する怪獣というと、第5話・6話のグドン&ツインテール、第13話・14話のシーモンス&シーゴラス、第37話・38話のナックル星人&ブラックキングのように複数体で新マンを苦しめるというパターンが多いのですが、唯一単独で新マンを苦しめた怪獣はテロチルスだけです。
巣作りの為に口から吐き出す白い糸は排気ガスなどと化合すると赤い猛毒ガスとなり、人々を苦しめ、優れた飛行能力を生かした空中戦では新マンを圧倒...、怪獣の魅力よりも濃密な人間ドラマを優先する『帰ってきたウルトラマン』特有の作劇で、石橋正次演じる無軌道な若者、松本三郎の存在感にちょっと喰われてしまった感は否めませんが、それでもやはり第二次怪獣ブーム世代には忘れられない一体ですね。

そんなテロチルスの、ブルマァク当時物のソフビ。
劇中のテロチルスは、翼竜というよりも妙に生々しい筋肉質の人型体型をしていて、まるで「黒マントの鳥人」のような趣さえありましたが、このソフビではそうした鳥人っぽさが消えて、むしろ劇中よりも怪獣然とした印象を受けます。着ぐるみのフォルムの再現性という点では如何にも当時のおもちゃっぽいのは致し方のないところですが、テロチルスの不敵な表情などは上手い具合に表現されていると思います。

#帰ってきたウルトラマン #ブルマァク #円谷プロ #怪獣 #ソフビ

Default