ブルマァク ブロッケン(グロッケン) スタンダードサイズ 当時物

0

異次元人ヤプールがワニと宇宙怪獣を超獣製造機にかけて造り出した超獣ブロッケン。
小林昭二演じる宇宙飛行士・小山に憑依し、ヤプールからの任務(TACが開発中の新型ロケットエンジンの破壊)を遂行する知能派の宇宙人的な行動が目立つ一方で、巨大化後は、鼻からの火炎放射や両腕の口から発せられる破壊光線、ムチ状の2本の尻尾などを武器に重量級の生物兵器型超獣として大暴れするなど、バキシム型とベロクロン型、両方の特性を併せ持った強力な超獣でした。

ブルマァクのブロッケン(足裏表記はグロッケン)はアリブンタ同様、スタンダードサイズとしてはかなり小ぶりになってしまいましたが、造形が実に良いです。当時のソフビ技術の粋を結集したかのようなハイレベルなソフビ怪獣を続々と送り出していた黄金期の作だけに、このブロッケンも複雑な形状をものともせず、最小限のパーツ分割で美しいプロポーションを実現しています。
劇中カラーを全く無視していますが、藤色の成型色も魅力的です。

このブロッケンを含め、当時は6体しか発売されなかったブルマァク・スタンダードサイズ超獣(サボテンダー・バラバ・キングクラブ・ホタルンガといった未発売超獣が陽の目を見たのは30年後のことです)。
新マン期のスタンダードサイズ怪獣では明らかに原型師の技量の差による出来不出来がありましたが、スタンダードサイズ超獣は、個々のサイズが不揃いによるシリーズとしての統一感が欠けているという欠点こそあれど、名匠以外の原型師もこなれてきたのか、どれも素晴らしい造形です。

#ウルトラマンA #ウルトラマンエース #ブルマァク #円谷プロ #ソフビ

Default