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Aubercy suede sidegore boots オーベルシー スエード サイドゴアブーツ
オーベルシー スエード サイドゴアブーツです。 現在のラインナップにはマットと呼ばれるサイドゴアブーツはありますが、こちらはマットよりも筒幅が狭い、バイリクエスト、オートコルドネリーラインです。縫製はブレイク製法=マッケイ製法です。マッケイ製法ですが、縫い糸を見せないヒドゥンチェネルソールになっています。マッケイのヒドゥンチャネルソールはグッドイヤーウエルトのヒドゥンチャンネルソールよりも難しいです。 マッケイはウエルトがなく、中底とアウトソール直接縫い付ける製法で溝起こしの幅がグッドイヤーウエルトよりも長く、さらにグッドイヤーよりも底厚が無いため、集中力と技術が必要です。 ソールはゆるやかなフィドルバックになっています。こちも薄いソールの皮の中に詰め物を入れなければならないのでアウトソールの隆起する分、幅を計算しなければならないのでこちらも技術的なテクニックを必要とします。側面にはアスタリスクが刻印されています。マッケイ製法ながら大変手の込んだ仕様です。 アッパーに目をやると普通のスエードアッパーに見えますが、厚みがない、カーフスエードをつかっています。通常チャッカブーツでは内側の1箇所で一度縫いあわせ、3−4枚の革を使う効率的な革のカッティングをしますが、こちらは1枚革、つまりホールカットです。サイドゴアのゴムの部分をくり抜いています。高級な革を贅沢に使った仕様です。内側もアッパーに使えるレベルの革を使っていて更にホールカットになっています。こちらもかなり高級な仕様。ラストはセミスクエアトゥでゆるやかなチゼル。イギリスよりも洗練されていて、イタリアものよりは華美でないオーベルシーらしいものです。 #aubercy #sidegore #boots #france #オーベルシー #サイドゴアブーツ #スエード #suede
革靴 オーベルシー AUBERCYながぬまようすけ
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LEVI'S RED リーバイス レッド WARPED BOOT CUT ワープド ブーツカット
リーバイスレッド2002コレクションからワープドデニムです。マルタンマルジェラが参加していたとされていますが、真偽の程は定かではありません。むしろ、噂だけが独り歩きしているように思えます。イタリア製。シルエットは同シーズンを最後に廃止された立体裁断でヴィンテージデニムで発生するようなネジレを極端なまでに表現しています。平面ではいびつに見えるこのネジレも履くことで脚のラインに沿うようになる計算されつくしたシルエットは本当に凄いです!生地は同シーズンの特徴でもあるレーヨン混のデニムで柔らかく揺れるようなソフトな履き心地が特徴。ネジレを基本テーマとした他のシーズンと比べてもハイエンドな印象が強いシリーズです。立体裁断でねじれを表現しファッション界に衝撃を与えたデザイン。ブーツカット仕様で裾はカットオフ担っていてほつれ加工が施されています。 #levis #levisRED #warpeddenim #リーバイスレッド #2002 #ワープドデニム
デニム いまこそリーバイスレッド Levi'sながぬまようすけ
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BRIONI ブリオーニ 2ボタン ウール テイラード ジャケット グレー 44 R
ニューヨーク高級百貨店サクスフィフスアベニュー別注のブリオーニの2ボタンテイラードジャケット。 ブリオーニらしく、素性の良さそうなぬめり感のウールステッドクロス、総裏のサイドベンツの秋冬にちょうど良いです。 ブリオーニは1954年ローマで設立されたメンズウエアクチュールハウス。ピアーズ・ブロスナンからダニエル・グレイグまでの007、ジャームスボンドのスーツを担当していました。愛用者は俳優から国家元首、財界人まで幅広くライフスタイルの一部として選ばれています。 #BRIONI #SAKSFIFTHAVENUE #ブリオーニ #テイラードジャケット
テイラードジャケット イタリア高級既製服 BRIONIながぬまようすけ
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BROOKS ENGLAND ブルックス イングランド ピックウィック レザー The Pickwick Leather 26
サドルメーカーであるブルックス・イングラインドサイクルバックパックの代表作、PICKWICK(ピックウィック)のレザーバージョンです。レザーはイタリア製のベジタブタンニングレザーを使っており、油脂をしっかり入れ込んだ革。使い込むうちに良い風合いになります。背面と底面は同素材の別革ですが、見える部分は1枚皮でかなりの面積をとっており、かなり高級なつくりです。 内装には15インチラップトップ(ノートパソコン)が入るスリーブがあります。ファスナーのコンパートメントも1箇所あり、外部背面の脇にもファスナー開閉のポケットがあります。
バッグ サイクルバッグの決定版 BROOKS ENGLANDながぬまようすけ
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TONELLO トネッロ コットン プレイド スーツ 48
1999年、イタリアサルト界の巨匠レンゾ・トネッロによって創立された『TONELLO(トネッロ)』。「NEOCLASSICO CONTEMPORANEO(コンテンポラリーネオクラシコ)」をコンセプトに掲げ、モードとクラシックを融合させたコレクションを発表、メンズクロージングの新境地を開いています。トネッロのジャケットは少数スタッフとともに有名メゾンのOEMを手掛ける自社工場で生産され、ハンドテーラリングを近代的な手法に落とし込んで製品化されています。国内に輸入代理店が無いからか日本ではあまり見かけることがないブランドのひとつ。クラシックをベースにしながらもモードな雰囲気を強く感じさせるところがあるので、日本のイタリアに対する見え方や需要とマッチしていないのかもしれません。 こちらはTONELLO(トネッロ)らしいグラマラスでモダンなスーツです。ジャケットは3つボタン段返り。薄めの肩パッドが入っていますが、背抜きで軽い着心地です。袖は本切羽。一方パンツはノープリーツ #TONELLO #トネッロ #スーツ #チェック #プレイド #クラシコイタリア
スーツ クラシコイタリアイズノットデッド TONELLOながぬまようすけ
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MAXVERRE マックスヴェッレ スエード ビットローファー ローファー スリッポン
PREMIATA(プレミアータ)やTOM FORD(トム・フォード)のシューズディレクションをしてきたMAX VERRE(マックス ヴェッレ)氏。20年間イタリア靴業界の第一線で活躍した彼が2001年に自分の名前を冠したMAX VERREを立ち上げます。 こちらはネイビーのスエードのホースビットローファー。大きめのホースビットがインパクト大です。”M”の刻印も抜かり無く。過剰になり過ぎないモード感とクラシック感を兼ね備えています。 古い靴ばかりあげていると、古いものしか興味ないと思われてもアレなので最近のものもつまみ食いしております。 #maxverre #マックスヴェッレ #マッケイ #マルケ州 #ビットローファー #ローファー #スリッポン #スエード #革靴
革靴 造船設計者が作った靴 MAXVERREながぬまようすけ
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BONORA ボノーラ 1303 ローファー スリッポン イタリア製 旧ボノーラ ハンドソーンウエルテッド ヴェネチアン ヴァンプ
1878年創業のボノーラ。イタリアはフィレンツェにて創業。革の裁断から仕上げまで200を超える工程を一人の職人が一足を作り上げていくという、ビスポークと変わらぬ製法なため、週6足しか仕上げられないという家内制手工業的な生産背景であった。1902年創業の同じフィレンツェのアルファンゴ傘下に入り、同社ブランド内フラッグシップの位置付けとなり、日本国内でも流通した。しかし2000年代初頭にブランド終了となっている。 こちらは2000年代のものと思われます。アルファンゴ傘下のため、マッケイグッド製法かと思いましたが、ハンドソーンウエルテッドでした。当時で日本国内70000円弱で販売していたというと「バーゲン」価格です。ブランドがなくなったのもよくわかります。安くてハイクオリティ、ロブパリが見逃すはずはありません。一部生産を委託していました。(通称イタリアンロブ) 一方アッパーに目をやるとスクエアなUチップがイタリアらしいヴェネチアン(=ヴァンプ)なのですが、つまみモカ縫い(一枚革で成形)で更にヒールはシームレス。つまりアッパーは1枚の革で作られています。ロブパリのイヤーモデルも舌を巻くほどのパターンの良さと使う革の組成をよく知った職人の技です。見れば見るほど勉強になる1足。 #BONORA #1303 #ヴァンプ #ローファー #スリッポン #ボノーラ #旧ボノーラ #イタリア #フィレンツェ #革靴
革靴 旧ボノーラ邂逅 BONORAながぬまようすけ
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ZINTALA ジンターラ SILVANO LATTANZI ROSY シルバノ ラッタンジ プレーントゥ オックスフォード 外羽根 3アイレット
SILVANO LATTANZI (シルバノ・ラッタンジ)の別ライン、ZNTALA(ジンターラ)です。 わずか9歳で靴職人の道を目指したシルバノ・ラッタンジ氏。1971年にマルケ州で創業。芸術的要素を備えた職人、アルティジャーノ精神を最も先鋭的な形で具現化した御仁。彼の長男・長女もそれぞれシューメイカーとして独り立ちしており、イタリア靴業界のサラブレッド的な家系である。モンテグローナにある同ブランドショールームには1000足を超えるアーカイブが鎮座しており、さながら博物館のような様相を呈すしている。近年、御家騒動があったGATTO(ガット)を傘下に収めるなど、経営者としても辣腕をふるう。イタリアの高級既製靴でも群を抜いた存在です。 イタリアらしいノルベジェーゼ製法。甲革をL字状に曲げて、インソールをすくい縫い。その下にミッドソール(中板)をつけて出し縫い。更にソール(本底)を2度目の出し縫いをかけてフィニッシュ。大変手間のかかる作業で、もちろん機械では出来ないので手縫いです。ステッチダウンと同様、アッパーをウェルトの代わりするため、甲革には質が高く且つ強度が求められます。それ故イタリア靴の割には革も厚さと硬さが感じられるものが多く、丈夫な印象。ソールにはZINTALAの”Z”の化粧釘が打ってあり、ジンターラならではの遊び心がみてとれます。 #SILVANO LATTANZI #ZNTALA #シルバノラッタンジ #ジンターラ #革靴 #3アイレット #外羽根 #プレーントゥ
革靴 ジンターラ 一度は履くべき靴 ZINTALAながぬまようすけ
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TANINO CRISCI タニノクリスチー SUEDE FULL BROGUE balmoral スエード フルブローグ バルモラル 内羽根
Tanino Crisci(タニノ・クリスチー)が1876年のミラノに小さいなブティックを構える。ミラノの貴族たちの乗馬用ブーツや靴を作るところからスタート。シンボルマークの乗馬の絵は、創業時の店の看板であった。1919年ミラノより南の町ロンバルディア州パヴィーア県カステッジオに生産工場を設立。1日120足、年間で25000足の生産能力を有していた。1960年高級ブティックが立ち並ぶミラノのモンテナポレオーネ通りに初の直営店をオープン。1980年代以降、バッグ、財布、ベルト、小物、ウェアなども展開。2008年東京・銀座のショップがリニューアルオープン。国内では銀座と大阪梅田などに直営店を運営している他、セレクトショップにて取り扱いがあったが、2012年をもって全ての店舗が閉店。撤退した。 イタリア靴らしくマッケイ製法(こちらはマッケイグッド)を採用。素材はカーフスエード。素材の薄さから本物のカーフ(子牛)を使っている。キップ以上でも革漉き機でこれぐらいは漉けるが、穴が空き易く、強度も出ないためカーフを採用したのだろう。薄いので足馴染みが早く、マッケイグッドなので反り返しもグッドイヤーウェルトより良い。創業時から「靴の履き心地の良さ」に徹底的にこだわり続け、つま先の形状、アッパー、縫い目、踏みつけ部分、踏まずアーチなど厳密に設計されている。晩年、一部工程が機械化されたが、多くは職人のハンドメイドで行われていた。創業当時から作り続けるブーツはブランドの看板でもあり、定番の人気商品であった(ジョッパーブーツは是非入手したい)。 国内、特に中古市場でのスエードは不人気である。高額靴でもスエードになると途端に安くなる。スエードには独特な表情があり、高級なスエードは滑らかだ。画像では伝わらない、手にしないとわからない部分。しかも簡単な手入れで驚くほど復活するのでオススメ。 #taninocrisci #タニノクリスチー #fullbrogue #フルブローグ #suede #スエード #革靴 #シューズ #イタリア靴
革靴 秋にはスエードである。 Tanino Crisciながぬまようすけ
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Sutor Mantellassi ストールマンテラッシ Split Toe OXFORD Uチップ ノルベジェーゼ
SUTOR MANTELLASSI(ストール・マンテラッシ)は1912年EttoreとEnea Mantellassi(エットーレとエネア)の二人がティザナの小さな村で創業したシューブランド。1962年にエネアの息子レドがMantellassiにSUTOR(ストール=シューズメイカーの意)をつなげ、現在のブランド名”SUTOR MANTELLASSI”となった。1987年にミラノに店舗出店。2012年創業100周年で上海にも店舗を出し、現在もイアリアらしい靴つくりをしている。 アッパーは傷が目立たないシボ革で、イタリアらしいノルベジェーゼ製法。甲革をL字状に曲げて、インソールをすくい縫い。その下にミッドソール(中板)をつけて出し縫い。更にソール(本底)を2度目の出し縫いをかけてフィニッシュ。大変手間のかかる作業で、もちろん機械では出来ないので手縫い。ステッチダウンと同様、アッパーをウェルトの代わりするため、甲革には質が高く且つ強度が求められる。したがってイタリア靴の割には革も厚さと硬さが感じられるものが多く、丈夫な印象。頑丈さ故にイタリアンマッケイのような反り返しの良さは皆無。グッドイヤーウェルトより硬く、履き心地はクラシックなマウンテンブーツのようだ。(製法がマウンテンブーツと同じノルベジェーゼだから当たり前だが。)一方で安定感は抜群である。脚をくじくことはないだろう。 #SUTORMANTELLASSI #ストールマンテラッシ #SplitToe #Norvegese #ノルベジェーゼ製法 #グレインレザー #革靴 #leathershoes
革靴 イタリア靴、再熱 SUTOR MANTELLASSIながぬまようすけ
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AUBERCY PARIS オーベルシー サイドゴアシューズ
オーベルシーは1935年、有名なパリ証券取引所近くのヴィヴィアン通り34番地でアンドレとルネ・オーベルシーによって設立。二人は生涯を伝統的な靴作りに捧げ、最初は家内制手工業的な手作りの靴つくりに従事していましたが、アルトゥーロ・ロペス・ウィルショーの助けと友情により、ヨーロッパで最も有名なブーツメーカーに会い、ユニークなオーベルシースタイルが生まれました。英国の靴の頑丈さ、イタリアの影響力の知的な工芸品を組み合わせながら、文化、大胆さ、フランススタイルの芸術的感性を加えています。 2代目のオデットとフィリップ・オーベルシーに続き、息子のザビエルが3代目。プレタポルテのほか、オーダーメイド、修理を受け持つ工房もあり、顧客の要望と夢を実現できる店舗(本店)となっている。 大手コングロマリットに吸収されているイタリア・フランス・イギリスの高級ブランドにあって、パリ最後の独立したメゾンとして、オーベルシーはフランス企業の伝統と産業のノウハウの優秀さを報いるために設置された「Entreprise du Patrimoine Vivant」の認証を受けました。 フランス3大シューメイカー(ベルルッティ、コルテ、そしてオーベルシー)の中では最もオーセンティックな物作りをしているオーベルシー。こちらはまだ垢抜けなかった90年代頃とものと思われます。イタリアほど派手さはなく、かと言ってイギリス的なスタイルでもない中庸なフランス靴です。グッドイヤーウエルトにはない軽やかなな履き心地。 サイドゴアシューズはローファーなどのスリッポンよりは格式があり、脱ぎ履きの多い日本人サラリーマンにちょうど良いと思います。紐なしでローファーよりもクラス感を感じれる1足です。 #AUBERCY #sidegore #shoes #革靴 #フランス靴 #シューズ #サイドゴア #オーベルシー #プレタポルテ
革靴 フランス3大シューメイカー AUBERCYながぬまようすけ
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BRUNELLO CUCINELLI ブルネロクチネリ 6ボタン コットン テイラードジャケット
2016SSか2017SSだったかの”BRUNELLO CUCINELLI”(ブルネロクチネリ)のテイラードジャケット。 ピークドラペルにチェンジポケット(フラップ無し)のアイデンティティはそのままに、素材はコットンヘリンボーンでアースカラーと相まって大人の雰囲気、ブルネロならです。ミニマルなボタン配列で開けて着ても様になります。インナーはシャツでもカットソーでも合わせやすく、テーパードデニムと好相性。背抜きなのでこれからの春秋にさらっと羽織れる1着です。 #BRUNELLO CUCINELLI #ブルネロクチネリ #テイラードジャケット
ジャケット テイラードジャケット BRUNELLO CUCINELLIながぬまようすけ
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ORIO BESPOKE SEMI BROGUE DERBY オリオ ビスポーク
イタリアはミラノにあったビスポークシューメイカー”Orio”。 現在は高級ブランドが軒を並べる通りにあったようなので一流の方を相手にされていたかと思います。 既に無いブランドではありますが、ガットのようなセミスクエアトゥできれいなハンドソーンウエルテッド。 まさにビスポークという風格です。 #orio #bespoke #vintage #ハンドソーンウエルテッド #ビスポーク #ミラノ #セミスクエアトゥ #革靴
革靴 ORIO ORIOながぬまようすけ