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BOSTONIAN ボストニアン Shell Cordovan 外羽根 米国製
アメリカで購入したヴィンテージボストニアン。シェルコードバンです。アメリカ靴といえばポストマンやサービスシューズを代表とした外羽根プレーントゥ。ライニングの形状や時代背景から言って1970年代のものと推測します。ストームウエルトをフォアフットのみ採用した360度グッドイヤーウェルト等特徴的なディテールを有しています。一般的な冠婚葬祭でも恥をかかないドレス寄りな靴ですが、デニムとも相性良く、パンツの選択幅は大きいです。 ボストニアンとは? 100年以上の歴史を誇るアメリカン老舗靴メーカー。アメリカ歴代大統領が愛用していた靴としても有名でした。 現在はThe Clarks Companies の中で姉妹ブランドClarksと並んでメインブランドになっていますが、に生産を海外に移しアメリカでは生産されておりません。 入手当初はアッパーがかなりヤれており、石鹸泡洗浄と水洗い後、一昼夜陰干し。モブレイデリケートクリームを数度に渡って塗布。革本来の柔軟性を復活させて、カッサ棒で片足30分両足1時間かけてシワを伸ばしました。その後、サフィールノワールを塗布、再度カッサ棒で毛足を寝かせて、豚毛・馬毛でブラッシング。キィウィのワックスで踵と爪先のみ少しだけ鏡面をかけ、最後に山羊毛ブラシで時間をかけてブラッシングしました。履き口やライニングも色剥げがあったので靴用マニキュアで可能な限り目立たなくしてあります。 #BOSTONIAN #ボストニアン #ShellCordovan #シェルコードバン #革靴 #ビジネスシューズ #プレーントゥ
革靴 アメリカのコードバン BOSTONIANながぬまようすけ
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Sutor Mantellassi ストールマンテラッシ Split Toe OXFORD Uチップ ノルベジェーゼ
SUTOR MANTELLASSI(ストール・マンテラッシ)は1912年EttoreとEnea Mantellassi(エットーレとエネア)の二人がティザナの小さな村で創業したシューブランド。1962年にエネアの息子レドがMantellassiにSUTOR(ストール=シューズメイカーの意)をつなげ、現在のブランド名”SUTOR MANTELLASSI”となった。1987年にミラノに店舗出店。2012年創業100周年で上海にも店舗を出し、現在もイアリアらしい靴つくりをしている。 アッパーは傷が目立たないシボ革で、イタリアらしいノルベジェーゼ製法。甲革をL字状に曲げて、インソールをすくい縫い。その下にミッドソール(中板)をつけて出し縫い。更にソール(本底)を2度目の出し縫いをかけてフィニッシュ。大変手間のかかる作業で、もちろん機械では出来ないので手縫い。ステッチダウンと同様、アッパーをウェルトの代わりするため、甲革には質が高く且つ強度が求められる。したがってイタリア靴の割には革も厚さと硬さが感じられるものが多く、丈夫な印象。頑丈さ故にイタリアンマッケイのような反り返しの良さは皆無。グッドイヤーウェルトより硬く、履き心地はクラシックなマウンテンブーツのようだ。(製法がマウンテンブーツと同じノルベジェーゼだから当たり前だが。)一方で安定感は抜群である。脚をくじくことはないだろう。 #SUTORMANTELLASSI #ストールマンテラッシ #SplitToe #Norvegese #ノルベジェーゼ製法 #グレインレザー #革靴 #leathershoes
革靴 イタリア靴、再熱 SUTOR MANTELLASSIながぬまようすけ
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TANINO CRISCI タニノクリスチー SUEDE FULL BROGUE balmoral スエード フルブローグ バルモラル 内羽根
Tanino Crisci(タニノ・クリスチー)が1876年のミラノに小さいなブティックを構える。ミラノの貴族たちの乗馬用ブーツや靴を作るところからスタート。シンボルマークの乗馬の絵は、創業時の店の看板であった。1919年ミラノより南の町ロンバルディア州パヴィーア県カステッジオに生産工場を設立。1日120足、年間で25000足の生産能力を有していた。1960年高級ブティックが立ち並ぶミラノのモンテナポレオーネ通りに初の直営店をオープン。1980年代以降、バッグ、財布、ベルト、小物、ウェアなども展開。2008年東京・銀座のショップがリニューアルオープン。国内では銀座と大阪梅田などに直営店を運営している他、セレクトショップにて取り扱いがあったが、2012年をもって全ての店舗が閉店。撤退した。 イタリア靴らしくマッケイ製法(こちらはマッケイグッド)を採用。素材はカーフスエード。素材の薄さから本物のカーフ(子牛)を使っている。キップ以上でも革漉き機でこれぐらいは漉けるが、穴が空き易く、強度も出ないためカーフを採用したのだろう。薄いので足馴染みが早く、マッケイグッドなので反り返しもグッドイヤーウェルトより良い。創業時から「靴の履き心地の良さ」に徹底的にこだわり続け、つま先の形状、アッパー、縫い目、踏みつけ部分、踏まずアーチなど厳密に設計されている。晩年、一部工程が機械化されたが、多くは職人のハンドメイドで行われていた。創業当時から作り続けるブーツはブランドの看板でもあり、定番の人気商品であった(ジョッパーブーツは是非入手したい)。 国内、特に中古市場でのスエードは不人気である。高額靴でもスエードになると途端に安くなる。スエードには独特な表情があり、高級なスエードは滑らかだ。画像では伝わらない、手にしないとわからない部分。しかも簡単な手入れで驚くほど復活するのでオススメ。 #taninocrisci #タニノクリスチー #fullbrogue #フルブローグ #suede #スエード #革靴 #シューズ #イタリア靴
革靴 秋にはスエードである。 Tanino Crisciながぬまようすけ
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ZINTALA ジンターラ SILVANO LATTANZI ROSY シルバノ ラッタンジ プレーントゥ オックスフォード 外羽根 3アイレット
SILVANO LATTANZI (シルバノ・ラッタンジ)の別ライン、ZNTALA(ジンターラ)です。 わずか9歳で靴職人の道を目指したシルバノ・ラッタンジ氏。1971年にマルケ州で創業。芸術的要素を備えた職人、アルティジャーノ精神を最も先鋭的な形で具現化した御仁。彼の長男・長女もそれぞれシューメイカーとして独り立ちしており、イタリア靴業界のサラブレッド的な家系である。モンテグローナにある同ブランドショールームには1000足を超えるアーカイブが鎮座しており、さながら博物館のような様相を呈すしている。近年、御家騒動があったGATTO(ガット)を傘下に収めるなど、経営者としても辣腕をふるう。イタリアの高級既製靴でも群を抜いた存在です。 イタリアらしいノルベジェーゼ製法。甲革をL字状に曲げて、インソールをすくい縫い。その下にミッドソール(中板)をつけて出し縫い。更にソール(本底)を2度目の出し縫いをかけてフィニッシュ。大変手間のかかる作業で、もちろん機械では出来ないので手縫いです。ステッチダウンと同様、アッパーをウェルトの代わりするため、甲革には質が高く且つ強度が求められます。それ故イタリア靴の割には革も厚さと硬さが感じられるものが多く、丈夫な印象。ソールにはZINTALAの”Z”の化粧釘が打ってあり、ジンターラならではの遊び心がみてとれます。 #SILVANO LATTANZI #ZNTALA #シルバノラッタンジ #ジンターラ #革靴 #3アイレット #外羽根 #プレーントゥ
革靴 ジンターラ 一度は履くべき靴 ZINTALAながぬまようすけ
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Church's Made in ENGLAND "PEMBREY 2C" Last 126 チャーチ ペンブリー2C ローファー
チャーチの名品 ペンブリー のスウェード。 イギリス顔というよりはアメリカ顔。サドル部のビーフロールに、ヒールカウンターのキッカーバック。 ディテールだけ列挙するとセバゴ?と言ってしまうぐらい。 カストロスウェードの毛足の長い、カジュアルな印象も◎。 クレープソール仕様でスニーカーに近い感覚で履け、週末のスタイルに最適。 素足でも良いのだけれど、アーガイルソックスが気分かな。 ローファーだとマッケイがほとんどだけど、イギリスチャーチならではのグッドイヤーウェルトも好印象。 日本だと人気のない、スエード。着こなしの幅が広がるし、手入れ楽だしで本当に良いものなんだけど。 #Church's #MadeinENGLAND #PEMBREY #チャーチ #ペンブリー #ローファー
革靴 カジュアルなチャーチ Church'sながぬまようすけ
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BONORA ボノーラ 1303 ローファー スリッポン イタリア製 旧ボノーラ ハンドソーンウエルテッド ヴェネチアン ヴァンプ
1878年創業のボノーラ。イタリアはフィレンツェにて創業。革の裁断から仕上げまで200を超える工程を一人の職人が一足を作り上げていくという、ビスポークと変わらぬ製法なため、週6足しか仕上げられないという家内制手工業的な生産背景であった。1902年創業の同じフィレンツェのアルファンゴ傘下に入り、同社ブランド内フラッグシップの位置付けとなり、日本国内でも流通した。しかし2000年代初頭にブランド終了となっている。 こちらは2000年代のものと思われます。アルファンゴ傘下のため、マッケイグッド製法かと思いましたが、ハンドソーンウエルテッドでした。当時で日本国内70000円弱で販売していたというと「バーゲン」価格です。ブランドがなくなったのもよくわかります。安くてハイクオリティ、ロブパリが見逃すはずはありません。一部生産を委託していました。(通称イタリアンロブ) 一方アッパーに目をやるとスクエアなUチップがイタリアらしいヴェネチアン(=ヴァンプ)なのですが、つまみモカ縫い(一枚革で成形)で更にヒールはシームレス。つまりアッパーは1枚の革で作られています。ロブパリのイヤーモデルも舌を巻くほどのパターンの良さと使う革の組成をよく知った職人の技です。見れば見るほど勉強になる1足。 #BONORA #1303 #ヴァンプ #ローファー #スリッポン #ボノーラ #旧ボノーラ #イタリア #フィレンツェ #革靴
革靴 旧ボノーラ邂逅 BONORAながぬまようすけ
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MAXVERRE マックスヴェッレ スエード ビットローファー ローファー スリッポン
PREMIATA(プレミアータ)やTOM FORD(トム・フォード)のシューズディレクションをしてきたMAX VERRE(マックス ヴェッレ)氏。20年間イタリア靴業界の第一線で活躍した彼が2001年に自分の名前を冠したMAX VERREを立ち上げます。 こちらはネイビーのスエードのホースビットローファー。大きめのホースビットがインパクト大です。”M”の刻印も抜かり無く。過剰になり過ぎないモード感とクラシック感を兼ね備えています。 古い靴ばかりあげていると、古いものしか興味ないと思われてもアレなので最近のものもつまみ食いしております。 #maxverre #マックスヴェッレ #マッケイ #マルケ州 #ビットローファー #ローファー #スリッポン #スエード #革靴
革靴 造船設計者が作った靴 MAXVERREながぬまようすけ
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White Mountaineering x SAUCONY COURAGEOUS 2013 サッカニー ホワイトマウンテニアリング コライジャス
1981年に雑誌「ランナーズワールド」金賞に輝いた実績をもつモデル【COURAGEOUS】。 White Mountaineering的味付けは控えめなカラーリングのスエード。 NEWBALANCE的な安定感のあるデザイン。街中で被ることはない優越感。 休日の足元。 #SAUCONY #WhiteMountaineering #サッカニー #ホワイトマウンテニアリング #2013 #コライジャス #スニーカー
スニーカー サッカニーとホワイトマウンテニアリング sauconyながぬまようすけ
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DES PRES PARIS Leather Jacket 3 made in france デプレ
TOMORROWLANDの”GALERIE VIE”を核として、1992年に渋谷西武に一号店を出店。シングルライダースとも言えなくない、レザージャケット。シェルは牛革でライニングはコットン。ファスナーは”RIRI”を5箇所に使い、セレクトオリジナルでもお金をかけていた事を窺わせます。しかもフランス製というところでAPCなどと同じ工場背景だろうなと勝手に想像しています。今はやってないメンズラインという点も注目?! #tomorrowland #despres #paris #leather #riders #riri #革ジャン #フランス製 #ライダース
革ジャン フランスのエスプリってなんやねん。 des pres parisながぬまようすけ
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BUZZ RICKSON'S B-15C mod 34 バズリクソンズ モディファイ M13775 フライトジャケット 2004 東洋エンタープライズ
実物の再現度が高いバズリクソンズでも生産に慣れた2004年のB-15C。戦闘機もジェットヘルメットを採用し始め、襟のボアを急遽取り外す事になったため、Modified(改修)される事になった。一般に知られる(と言ってもマニアの間だけだが)B-15Cは陸軍航空隊から独立したAIR FORCE(空軍)その空軍のイメージカラーAIR FORCE BLUE(エアフォースブルー)であるが、こちらのオリーブドラブも短期間採用された。結局どちらも短期間でDタイプ、そしてMA-1への引き継がれる。B-15シリーズは1944年に採用され、大戦から朝鮮戦争まで10年以上現役だった。 #Buzzrickson's #B-15Cmod #flightjacket #バズリクソンズ #フライトジャケット #ナイロン
フライトジャケット MA-1じゃないよ、B-15Cだよ BUZZ RICKSON'Sながぬまようすけ
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LEVI'S リーバイス 501 W28 L34 スモールe 赤耳 MADE IN USA オリジナル
赤耳時代の501です。トップボタン裏524表記、shirinks about 10%表示、表バータック、バックポケット裏チェーンステッチ、裾チェーンステッチ、赤耳。フライボタンホール手刺繍補強。レッドタブスモールe。この年代のアウトサイドシームのパッカリングはどちらかに偏ったりしますが、こちらは比較的きれいにキャタピラー的パッカリングが入っています。 最近、ヴィンテージが高値にシフトしているようです。自分たちの世代は欲しくても買えなかった世代でそれが買える世代に変わった事で市場も活況だそうで、更にアジア圏の人々も投機としてチャンスとみているようです。ただ、熱帯から湿潤が高い地域に行ってしまってちゃんと保管できるのかというどうでも良い心配はあったりなかったり。
デニム 赤耳! Levi'sながぬまようすけ
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Bally Prestage tussel loafer バリー プレステージ タッセルローファー
1851年 スイス・ゾロトゥルン州シェーネンヴェルトでカール・フランツ・バリーとフリッツ・バリー兄弟によって設立。 設立当初は伸縮性のあるリボンの製造であったが、3年後には同村内に工場が設立され、1870年代にはシューズメイカーとしての地位を確立している。1892年にカールから息子に会社が引き継がれ、CF Bally & Sonsに社名を変更。ジュネーブ・ブエノスアイレス・パリ・ロンドンにも出店。国際的なシューズブランドに成長。1世紀を越えた2008年、TPG Capitalが所有していたBally International AGはオーストリア・ウィーンに本拠を置くLabelux Guorpに売却された。 こちらはおそらく2008年以前のもので上級ラインのプレステージモデル。プレステージというだけあって革質はよく、肌理細かいカーフで、ジョンロブパリのビスポークローファーとは異なり、女性のパンプスのように芯をしっかり入れて形が崩れないようにしてあります。インソールに目をやるとフルレザーでミシン目がなく、接着かなと思う反面、経年劣化でソールが剥がれているという事はなく、しっかりソールとアッパーが密着しているので分解してみないと製法は不明です。イタリア・トリノから直線距離で200km程度。ドイツ・シュトットガルトまでも200km程度の位置にあり、アッパーはドイツ的。ソールはイタリア的な印象を受けます。 #bally #バリー #タッセル #スリップオン
革靴 靴好きの間で語られない高級シューメイカー Ballyながぬまようすけ
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ミツルストラーノ mitsurustrano 3つ揃えスーツ ピークドラペル オーダーメイド
東京と大阪に拠点をもつミツルストラーノの3つ揃えスーツ。FORZA STYLEの干場さんや俳優の小栗旬さんの劇中スーツを作ったテイラーとして、どちらかと言うと業界界隈で有名です。こちらはピークドラペルでチェンジポケットのあるイギリス的なアプローチでありながら、権威とか原理主義とは異なる、どこかセクシーさを漂わせる雰囲気です。オーナー兼デザイナーの安居満さんのセンスが光る1着です。パンツはワンタック。日本のビスポークテイラーは多々ありますが、魅せるスーツでいったらこちら。 #suits #mitsurustrano #日本製 #ミツルストラーノ #三つ揃え #ピークドラペル #オーダーメイド
スーツ 安いオーダーでは出せない魅力 mitsurustranoながぬまようすけ
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TONELLO トネッロ コットン プレイド スーツ 48
1999年、イタリアサルト界の巨匠レンゾ・トネッロによって創立された『TONELLO(トネッロ)』。「NEOCLASSICO CONTEMPORANEO(コンテンポラリーネオクラシコ)」をコンセプトに掲げ、モードとクラシックを融合させたコレクションを発表、メンズクロージングの新境地を開いています。トネッロのジャケットは少数スタッフとともに有名メゾンのOEMを手掛ける自社工場で生産され、ハンドテーラリングを近代的な手法に落とし込んで製品化されています。国内に輸入代理店が無いからか日本ではあまり見かけることがないブランドのひとつ。クラシックをベースにしながらもモードな雰囲気を強く感じさせるところがあるので、日本のイタリアに対する見え方や需要とマッチしていないのかもしれません。 こちらはTONELLO(トネッロ)らしいグラマラスでモダンなスーツです。ジャケットは3つボタン段返り。薄めの肩パッドが入っていますが、背抜きで軽い着心地です。袖は本切羽。一方パンツはノープリーツ #TONELLO #トネッロ #スーツ #チェック #プレイド #クラシコイタリア
スーツ クラシコイタリアイズノットデッド TONELLOながぬまようすけ
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ヴァーシュ ストレートチップ 外羽根 黒 VASS カーフレザー バーシュ ハンドソーン
シューズフリークなら持っている名著”HANDMADE SHOE FOR MEN(ハンドメイドシューフォーメン)”の著者であるLászló Vass(ラスロー・ヴァシュ)親方のブランド、VASS SHOES(ヴァーシュ・シューズ)のストレートチップ。これぞ東欧然とした爪先の立ち上がりは英・米・伊・仏いずれにもない迫力。冠婚葬祭にも対応できるストレートチップ、脱ぎ履きをしやすい外羽根ですのでオンオフで活躍します。 #vass #p2 #ヴァーシュ #ハンドソーン #ハンガリー
革靴 革靴にうつつを抜かす vassながぬまようすけ
