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ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番 & シベリウス/交響曲第5番
ピアノ:グレン・グールド 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1957年5月26日 ベルリン <収録曲> ベートーベン:ピアノ協奏曲第3番 シベリウス:交響曲第5番 2008年リリース 55年に「ゴールトベルク変奏曲」でデビューしたグールドと、同じく55年にベルリンフィルの首席指揮者に就いたカラヤン。このとても話題になりそうなライブですが、長い間ブートで出回っていた音源です。理由は(想像ですが)版権と録音状態でしょうか。音は少しこもってオケが遠くに感じます。反して観客の動く音や咳払いとても大きいです。ただソコを差っ引いても演奏はいいと思います。少々荒くエモーショナルなグールドとあくまでバックに徹するも圧倒的な存在感を出すカラヤン。その二人の匙加減を楽しめるアルバムです(第二楽章でグールドが喰っちゃってますが...)。 https://www.youtube.com/watch?v=ehppuh6pwHk
Classics ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル ジャン・シベリウス ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンace
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GLENN GOULD / BEETHOVEN "PATHETIQUE" "MOONLIGHT" "APPASSIONATA"
ピアノ : グレン・グールド <収録曲> ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第8番 <悲愴> 1966年4月 第14番 <月光> 1967年5月 第23番 <熱情> 1967年10月 こちらはCDです。非常にのっぺりして平面的な音です。彼の繊細なタッチや爆発的な速弾きの旨味半減ですね。先日、試しに家内に聴き比べしてもらったら余りの違いに驚いていました。最近のリマスターは追いかけていないのでなんとも言えませんが、あまり期待は出来ないかもしれませんね。 https://m.youtube.com/watch?v=zUTo3u8yQeU
Classics CBS SONY ベートーベン グレン・グールドace
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GLENN GOULD / BEETHOVEN "PATHETIQUE" "MOONLIGHT" "APPASSIONATA"
ピアノ : グレン・グールド <収録曲> ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第8番 <悲愴> 1966年4月 第14番 <月光> 1967年5月 第23番 <熱情> 1967年10月 グレン・グールドはカナダのピアニスト。バッハを研究し数多く録音している彼ですが、ベートーヴェンも残しています。かなりエキセントリックな人だったようで、夏でも帽子にマフラーと手袋をしていたそうです。それは演奏や録音にも表れており、このアルバムも予想と期待を大きく裏切ると思います。速弾きで激しくたたみかけてきたかと思えば、素朴で優しいトーンで包み込んでくる。人の感情に揺さぶるその演奏は、文学的な表現にも思えます。また、息や鼻歌そして椅子の音(父親の手作りの椅子を愛用)もそれぞれが"表現"の一部になっているので、その辺りもじっくり味わう作品だと思います。 "第8番「悲愴」第2楽章" https://www.youtube.com/watch?v=5cELMIRPiZw
Classics CBS SONY ベートーベン グレン・グールドace