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ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」
イシュトヴァン・ケルテス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 セレナード ニ短調 作品44 イシュトヴァン・ケルテス指揮 ロンドン交響楽団 1961年ウィーンでの録音。 ケルテスはハンガリー出身でブダペスト国立劇場の指揮と努めますが、1956年のハンガリー動乱の際に亡命しました。60年代にはロンドン交響楽団の首席指揮者も努めました。73年にイスラエルを客演で訪れたとき、海水浴に行って溺死しました。 人気の盤ですが個人的にはあまり好きではありません。録音も立体感がなく(セレナードは酷い)、この曲の持つ望郷の念がちょっと薄めです。聴き比べは楽しいですね。
Classics Decca ドヴォルザーク イシュトヴァン・ケルテスace
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ドヴォルザーク:交響曲第9番 「新世界より」
キリル・コンドラシン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1980年のデッカで、これは1982年の西独盤。録音は1979年です。 コンドラシンは、1978年のオランダ公演中に亡命しました。祖國を捨てた彼の「新世界より」は、雄大さよりも憂いと不安感、そして新たなる希望が入り混じった聴きごたえのある演奏です。 しかし、惜しくも1981年心臓発作で急死。ソ連による暗殺が疑われました。
Classics Decca ドヴォルザーク キリル・コンドラシンace